生活

イギリスのコロナの現状2 日本の100倍進んでいるワクチン接種

2021年12月27日

10日ほど前にイギリスのコロナについてまとめた記事を書きましたが、その時よりも大分状況が変わってきたので、クリスマス直後の現状をまとめ直してみました。

以前の記事はこちら:イギリスのコロナの現状(2021年12月16日)

イギリス政府の信用できる情報を引用していますので、12月23日時点が最新版となります。

12月24日以降はクリスマス休暇なので、まだアップデートされていません

1日新規感染12万人超え = 日本比 1日22万人以上

12月23日の1日の新型コロナウイルス新規感染数は、イギリス政府公表値で 122,186人

直近の7日間累計は、707,306人で、1週間前より、約1.5倍(48%増)増えています。

参照元はこちら:イギリス政府UK Summary

日本の新規感染数は、1日あたり256人(12月25日時点。出所:厚生労働省

約500倍の新規感染者が毎日確認されています。

新型の変異株であるオミクロン株の感染者は、1日あたり23,719人。(出所:Omicron daily overview: 24 December 2021

全体の感染者数の5人に1人がオミクロン株による感染です(19.4%)。巷では、「Londonの新規感染の90%はオミクロン株」との報道がありますが、果たして本当なのでしょうか?

街から人が消えたバース市。といってもこれはクリスマス(25日)だから。翌日(26日)は人・人・人!でした。

既に過半数が3回目のワクチンを接種

イギリス政府は、12月末までに大人全員の3回目のワクチン接種(ブースター・ワクチン)を目標としています。

12月23日時点で、12歳以上の国民の内、 

3回目:56.1% (日本:0.3%

2回目:82.2%  (日本:77.8%)

1回目:89.8%  (日本:79.0%)

既に国民の半数以上が3回目のワクチン接種を終えています。(日本のデータは日経新聞社より。数値は全人口比。12月24日時点)

日本と比べてもイギリスは圧倒的に接種が進んでいますね。というか、日本の3回目ワクチンの接種率・・・

3回目のワクチン接種はインターネットで予約し近くの病院(GPというところ)で受けることができます。インターネットの予約が始まった当初はアクセスが殺到し、予約できない状況となってしまったようですが、現在は接種が進んでいるようです。

MBAの40歳以上のクラスメイトも3回目の接種を完了したとのこと。

一方で、私と奥さんは、イギリスの保険番号をまだ受け取っておらず、しかも保険番号の申込みが、申請書の内容不備とのことでバース市の役場から拒否(reject)されてしまいました。実際、内容には不備がなかったので、近くの病院に押しかけ

さとぼう

Rejectになってるけど、書類に不備がないっス。なんとかならんですか?

と聞いてみると、なんとその受付の人が私達に代わり役場相手に手続きをしてくれることに。やさしい人でよかった。

日常生活は変化なし

11月末から、公共交通機関でのマスク着用義務化や、その後にテレワークの推奨が政府からアナウンスされましたが、生活面ではほとんど変化ありません

居酒屋人数制限や県をまたぐ移動禁止などは一切なく、スポーツイベントも普通に開催されています。

普通に、街は観光客で溢れかえっていてパブは大混雑していますし、クリスマス時期なのでどこでもパーティーです。ただ、街中でマスクをしている人がかなり増えました。といっても半分くらい。みんなお店に入るときはしっかりとマスク着用します。

また、大きなスーパーに入ると店員さんがマスクを配ってくれています。

12月27日・28日はクリスマスおよびボクシング・デーの振替休日なので、街中は人であふれかえるでしょう。


数字上では過去最多の感染者数を連日出しているイギリス。しかし、生活様式は普段と変わりません。

油断していると感染してしまいそうなので、しっかりと手洗い・うがいをしていきます。

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