生活

イギリスのコロナの現状 クラスに一人はコロナ感染者

2021年12月16日

イギリスでもオミクロン株の拡大を警戒して今までによりもコロナ対策が強化され始めました。

たまに日本にいる人から投稿した写真に写っているイギリス人達がマスクをしていないことに驚きのコメントをいただきます。

日本より圧倒的に感染者数が多いですが、その実態はどうなっているのでしょうか?

日本換算で1日11万人以上の新規感染者

現在、1日あたり6万人近く(※)の新規感染者がいるとされています。これを日本の人口に換算してみると、なんと11万人超え。10日間で100人に1人、1ヶ月で30人に1人くらいの感染者数となります。つまり、毎月、学校のクラスから1人の感染者が出ているくらいの多さです。

(※)この記事を書いていた12月15日は、78,610人と過去最高の人数でした。

また、ロンドンの感染者は1日1万人くらいおり、東京の人口比で計算してみると、約1万6千人の新規感染が毎日いる状況です。東京の過去最高の1日あたりの感染者数は6,000人弱なので、その2倍以上です。

そのうち、オミクロン株は、既に20~30%を占めているとの報告もあり、変異株の感染拡大か急速に進んでいます。

このため政府は、マスク着用の義務化を図り、ナイトクラブなどの入場にはコロナの陰性証明を求めるなど、規制強化に乗り出しました。ちなみに、「県を跨いでの移動はやめてね」などのアナウンスは聞いたことありません。あれは日本独自なのかな?

街中の状況は、いつもと変わらない、と思ったら日曜日や月曜日の夜など特定の時間はものすごく人出が少なかったりして市民達も感染対策をしているようです。

といっても、土日の日中、バース市内は大混雑です。ただみんなマスクをするようになってきました。街中(外)で5割くらい、店中で9割くらいです。

ちなみに、手洗いは奨励されていますが、「うがい」の文化はありません。

1週間に2回はコロナの検査をしよう

政府は、週2回以上のコロナ感染検査をすることを勧めています。これは、病院でPCR検査を受けるのではなく、街のドラッグストアやスーパーに置いてある自分でできる検査キット(ラテラルフロー検査)を勝手に持って帰り(無料)、自分で検査するものです。

15分で検査ができるため、風邪かな?と思ったらすぐに検査できます。

結果を政府の保険機関にオンラインフォームで報告します。

1つのキットで7回分含まれており、1回15分でできてしまうのでかなり気軽に検査できます。

しかし!最近のオミクロン株の拡大により、検査キットの需要が大幅に増え、街中と政府のウェブ注文から姿を消してしまいました。

ワクチン3回目接種しようぜ

オミクロン株の感染抑制に、3回めのワクチン接種が効果的とのことで、政府は12月末までに全大人が3回目のワクチン接種すると決めました。

この決定は12月12日なのでわずか3週間足らずで、数千万人のワクチン接種をしてしまうようです。この素早い決断と行動力はなかなか他の国では見られません。

日本のようなチケット制(?)ではなく、国民保険番号を持っている人なら誰でもワクチン接種を予約できすぐに接種できるもの。しかし!政府がこの発表をして専用の予約サイトを開いたところアクセスが集中してしまい予約ができなくなってしまったようです。

私は、まだ保険番号を持っていないので予約できないのですが・・・


新たに導入される規制はあるものの、基本的に生活様式は変化しません。

だだ、感染者が増えているのは事実ですので、気をつけながらすぐにワクチンを打てるようにしてきます。つまり、ワクチン頼みです!

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