バース大学のMBAは、授業の以外のカリキュラムも用意されています。
入学した次の日にその1つである「Pro-bonoコンサルティング」というものの説明がありました。
そして今週の木曜日(2021年10月21日)にこのプロジェクトの顔合わせがオンライン・ミーティングでありました。
実際のコンサルタントと仕事
このプロジェクトは、コンサルを経営する人と一緒に、データ分析や彼女のクライアントにインタビューをしてレポートを作成するものです。
Pro-bonoは「無報酬」という意味で、つまり学ばせてもらう代わり、コンサルタントの仕事をボランティアで手伝うということです。
このプロジェクトは、授業ではなく評価もされません。完全に自由参加で、参加したのは8名。私が思っていたよりも多くのクラスメイトが参加していました。
MBA生の中にはキャリアチェンジをしてコンサルタントになりたいという人が結構おり、私もその1人なのでこのような機会は大変ありがたいのです。
ただ、相手は自分のコンサル企業をもつ社長さんです。そのような人と一緒に仕事ができるのかと、ビビりの私は申し込み前に震え上がっていました。
権力持った人、コワイ・・・
いいから、やれ!
プロジェクトに興味はあったものの、実際にコンサルタントとして働いたことがないので、参加しても自分でやりきれるのか自信がありません。
また、参加すれば当然それに従事する時間が出てくるわけで、今のいっぱいいっぱいの状況で参加するか躊躇していました。
申し込み期限の直前の朝、Facebookを見ていたらお世話になっていた日本人のコンサルタントの方が、社会人向けの塾を開くとのこと。その説明のパワーポイント資料をアップされており、その中に「いいから、やれ!」という言葉がありました。考えているくらいなら動いてから悩め、というものです。
やらないで後悔するよりもやって後悔するほうがよっぽどマシ、ということを忘れかけていたことにハッとし、この言葉を見た後すぐに申し込んだのです。
最近、なにかと忙しぶってやらない理由を考えてしまっているときがあります。燻りキャンパーならぬ、燻りMBA生時代に逆戻りです。
昔の仕事にそっくり
木曜日の朝、お世話になるコンサルのCEOから具体的な説明を受けました。データ収集、分析、企業インタビューをしてレポートを完成させるというものです。
これは私が過去2年間働いた組織でやってきた仕事と全く同じ内容です。その時はコンサルタントではなくリサーチャーとして働いていたのですが、この違いがよくわからなくなってきました。
この過去の仕事ではイギリスのEU離脱(ブレグジット)の情報収集・解説をメインに担当しており、CEOへの自己紹介のときにブレグジットのことを話したところ、彼女は嬉しそうに
「後でブレグジットのことを話そうや、ワイも専門やで」
といってくれたので、自分の知識や経験が活かせそうと確信でき不安がだいぶ解消されました。
正直、コンサルタントがどのような仕事をしているのか具体的には全く知らないのですが、このプロジェクトを通じて解明していけることを期待しています。
MBAの勉強も実践的なカリキュラムがだいぶ増えてきました。
実際のビジネスから学べる機会はとても貴重なので、しっかりと食らいついていき自分のものにしていきたいです。
そして権力を持った人への苦手意識を克服していかなければ!