ずいぶん空いた更新となりました。
つい先日、といっても5月末ですがめちゃくちゃ久しぶりに海外旅行をしましたので、今回は1日ごとにその体験記を書こうと思います。
今回の旅は、合計6日間の長めの旅行で、行き先は「バルト三国」のラトビアとリトアニア。
なかなか聞きなれない国ですので、 まずは背景から書いていきます!
北欧や東欧に興味がある方は是非最後までお付き合いを!
イギリスのコンサルに就職してから長期休暇をとる
まず、今回の旅は6日間ありますので、有給を使わないとなりません。
私が働いているイギリスのコンサル会社では、有給取りたい!と上司に相談すると
ええやん!リフレッシュしてくるんやで
と喜ばれます。ついでなので、今回は10日間連続で有休を取得し、丸々2週間休んでみました。
有給申請する際、上司に嫌な顔されたり、「あの人2週間も休んでるよ」といった噂が社内でたたないのは、さすがイギリスの会社です。
私は昨年全ての有給を消化できないという大失態をやらかしていますので、それを上司が気にしてくれていたということもあります。閑散期の5月~8月には結構連続した有給が使え、同僚たちも
夏?母国に帰るで。3週間や。
と非イギリス人は母国に、イギリス人は長期で海外旅行に出るケースが多いです。
日本人の同僚も、日本へ一時帰国する人が多数。私たち夫婦はしませんが!
ちなみに、有給消化できない奴は言語道断的な感じ。
イギリスのコンサルの特徴
- 休むときは休め!
- 有給取るのは当たり前。消化できない人は問題人物
- 取るなら2週間くらいの長期休暇で!
バルト三国とは?
海外に興味がある人は聞いたことがあるフレーズかもしれませんが、私は仕事で海外担当になるまでは、その存在すら知りませんでした。
運良く仕事の関係で、日本にあるリトアニア大使館にお邪魔したことがあり、そのときに知った国に実際に行けるのは感慨深いものです。
さて、バルト三国というからには3つの国のことを指しています。
北から、エストニア、ラトビア、そしてリトアニアです。
名前まで似ていて結構ややこしいのですが、その歴史的な背景も似ています。これらの国は、1991年までソ連の属国として扱われており、ソ連崩壊を機に独立を成し遂げた国々。
私のような30代の人で言えば、その両親の青春時代はソ連時代といった非常に近い過去ですので、それを考えるとなかなか来るものがあります。
ざっくりと、各国について紹介すると以下のような感じです。ちなみに、3か国の首都はそれぞれユネスコの世界遺産に登録されています。
- エストニア
日本企業のイノベーション担当者なら知らない人はいないくらい、実は有名な国。電子政府といった先進的なシステムを導入しており、世界中から注目されています。
フィンランドのヘルシンキからフェリーがでており、フィンランド旅行のついでにいくことができます。バルト三国の中では、最も日本人に有名な国。フィンランド旅行に併せて行かれる方が多く私もそのうちの一人でした。
町は、「旧市街地」が観光地のように区切られており、魔女の宅急便の世界観を味わうことができます。
- ラトビア
バルト三国の南北の中間に位置する国。エストニアと同じく海の近くに首都があります。
今回の旅で思ったのですが、首都のリガは、旧市街地もみられるものの、バルト三国のなかで一番近代化しているように感じます。日本人の観光客もちょっとだけいました。
- リトアニア
バルト三国では一番人口が多い国。
旧市街地も大きいのですが、ラトビアのリガやエストニアのタリンほどは発展していない印象です。アジア人すらほとんど見かけない。おそらく3か国で一番物価が安い国。(日本より安いとは言っていない)
イギリスからラトビアへ
初日は移動だけ。家からラトビアのホテルまで約10時間の旅。ながー
私が住んでいるイギリスの田舎町から、近くの大都市・オックスフォードまでバスで移動。£2(400円)で約30分。
オックスフォードからロンドヒースロー空港まで、さらにバスで移動します。£25(5,000円)で2時間。
つまり、空港に向かうだけで待ち時間含めて3時間くらいかかかってしまうのでなかなかに面倒くさい。
そしてブリティッシュ・エアウェイズの16時発のフライトを予約していましたが、安定の1時間遅延で17時発。ブリティッシュ・エアウェイズは定刻通りに発着した回数の方が少ないです。私の運が悪いだけ?
この日は、学校が休みの週なので空港は大混雑。私の予約した飛行機でも、この日は満席とのアナウンスがありました。
フライト時間は、3時間なのですが、イギリスとラトビアは時差が2時間ありますので、17時発のフライトは現地時間22時着と、大分遅い時間となるのです。
現地に到着してまずここで驚いたのは、
まだ太陽出とるやん
ということ。
フィンランドやスウェーデンは何度も言ったことがあるので夏の日が長いのは知っていましたが、それらより結構南にあるバルト三国も相当日が長いことに驚きました。
そして、
暑い
イギリスは大体15℃~18℃くらいで曇りですが、ラトビアリガは27℃で晴れ。そりゃ暑いはずだ。
入国審査は即終了
ヒースロー空港では日本人はEゲートを使えるのでスムーズに入国できますが、ラトビアはそのようなものはなく、「EU以外の人」ゲートに直行して入国審査官とお話しする必要があります。
飛行機に乗っていた人たちはほとんどラトビア人であり、アジア人なんてもちろん私一人だけだし、イギリス人も数人程度。つまり・・・
入国審査、めっちゃ快適や!
ということで、入国管理のおじさんとおしゃべりしてハンコを押してもらいました。ただ、「滞在場所やどこや?」「どっかほかの国に行くのか?」「移動のチケット見せてや」など、ほかの国よりも結構しっかりと質問され、仕事熱心なことが伺えます。
空港から市内へバス移動
空港から町へは直行便のバスが20分おきくらいに走っています。ですので、まずは空港に着いたら
バスのマークだけを見るんだ!
とわき目もふらず道中に掲示されているバスのアイコンだけに従って、とぼとぼと歩いていくとバス停もある大きな駐車場に到着しました。
途中、「タクシー?タクシー??タクスィー???」と執拗に聞いてくるお兄さんたちの集団がいますが、おそらく超高額なタクシーなので完全無視。
バスのチケットは、近くのコンビニ「Versea」で購入できるとありましたので、ちょうどバス停の目の前にあった「Verseam」に突撃。
私はラトビア語は話せませんので、つたない英語で
バス、チケット、1枚、ほしい、ある?ここ、ない?
というと、
若い金髪イケメンボーイが
「イエス」
と回答してくれました。
(やべ、ある?ない?って両方聞いてしまったからどっちい対しての「イエス」かわからん)
とあたふたしながら
私、チケット、欲しい、1枚
と連呼していると、ササッとICチップの埋め込まれた紙のカードをくれたので、一安心。
片道で1.5€(250円)。安い!
ちなみに、スマホ用のアプリでバスのチケットを購入できるとバス停に書いてあったので試してみたのですが、登録するにはラトビアの電話番号でないとできないという仕様。秒であきらめました。
30分で市街地に
バスはものすごく混雑していましたが、町の中心地まで直行してくれるので、車内から写真撮影を楽しんでいました。
この日は格安ビジネスホテルに就寝です。周辺のレストランもすべて閉まっているので、夕食はイギリスの空港で買ってきたサンドイッチとお菓子を食べました。
ラトビアまで海外旅行に来ているのに、イギリスのサンドイッチを食べるこの状況が不思議や・・・
さて、せっかく10時間もかけてラトビアに着いたのですが、明日は早朝7時のバスで隣国のリトアニアに向かいます。
はじめからリトアニアに行けばよかったのですが、イギリスからリトアニアへの飛行機は限られており、ラトビア行きの便に比べて価格が非常4倍くらいしていたので今回は一度ラトビアにきました。
2週間も休みだし、まあいっかー
リトアニアを数日満喫した後は、ラトビアに戻ってきて今回先に北欧旅をしていた奥さんと合流します。
ラトビア初日のまとめ
- 空港の入港審査はeゲートを使えない
- 空港から市内への移動はバスが便利で安い(250円)。アプリは利用不可。
- 5月末は欧州で学校が休みの時期で、すべてが激込み
超久しぶりの海外旅行で、移動だけであたふたしてしまったのですが、非常に刺激的な一日でした。
現在、仕事場がある街に住んでおり徒歩20分で通勤できることから、下手すると数か月この町から一歩も出ないことも何度かあったので、このような機会はとっても大事ですね。
明日のブログからは現地の情報をしっかりとお届けできますよ!