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写真で楽しむウェールズへの旅:1日目 ラピュタの起源を訪れる

2022年7月16日

今週の水曜日、木曜日(2022年7月13日、14日)に、知り合いの方にウェールズ旅行に連れて行っていただきました。

その方はロンドンに30年以上住んでいる日本人の方で、仕事で知り合って以降、とても家族ぐるみでとてもよくしていただいています。

今までの何度か日帰りの旅に車で連れ行ってもらっていたのですが、今回はウェールズに1泊2日で旅行に行くことに。私と奥さんはそれぞれ別々にウェールズの首都、カーディフという都市には泊まりで行ったことがある(お互い仕事で)のですが、それ以外の町や村に行くのは今回が初めて。

南ウェールズでも有名な自然いっぱいの観光エリア「Brecon Beacons」に連れて行っていただきましたので、その様子を共有しますね。正直、イギリスの自然がこんなに豊かだったのか!と驚きの連続でした。

写真たっぷりでお送りします。

天空の城ラピュタの聖地

まずは、バースから車で1時間半の場所「Blaenavon」にある「ビッグ・ピット国立石炭博物館」に行きました。ここは、もともと炭鉱だった場所ですが今は閉山しており、博物館として無料でオープンしています。入場料がかからない代わりに、駐車料金が£5かかります。つまり、激安で楽しめるということですね。

建物に歴史を感じます。ここは博物館の敷地に入ってすぐのトイレです。

ただの遺跡のような博物館ではなく、動画を用いた説明や、当時の炭鉱の様子を再現して迫力あるサウンドで楽しませてくれるレベルの高い博物館でした。

ツアーも用意されているのですが、この日は小学生の団体が社会科見学に来ているため、残念ながらツアーには参加できませんでした。

この建物も当時からあったようです。

この炭鉱は1880年から1980年にかけて使われていたそうで、ウェールズの雇用と経済を大きく支えていたのですね。

動画で丁寧に教えてくれます。

「シミュレーション」というものも用意されており、当時の歴史や労働環境、イノベーションなどが紹介されています。

ゲームに出てきそうな外観。これで石炭を掘りまくりです。
奥に見えるのは、ラピュタの「あれ」ですね。

ここの炭鉱は天空の城ラピュタのモデルになったことでも日本人に有名。宮崎駿監督は、ウェールズを訪れ多くの建物や文化を参考にし、映画を作成されています。

しかし、博物館内にラピュタやらジブリやらの情報は全くなく、聖地のブームに乗っからないこの博物館のクールさに惚れてしまいます。

昔の炭鉱の入り口。今は入れません。
周りが丘に囲まれていて景色も最高です。気温は23℃くらいで最高!
高い場所から撮った写真をペチョ。ウクライナの国旗が掲げられています

ここの博物館は見どころが多く、公式では3~4時間も滞在できるとあります。残念ながらツアーには参加できませんでしたので我々は1時間半で撤収。

蒸気機関車に乗ろう!

お次は、炭鉱から車で30分の場所にある「Brecon Mountain Railway」という駅に行きました。

天気がいいです。白い壁が映えますね。

ここは駅とは言うものの、観光用の蒸気機関車のみが運行されている、完全なる観光スポット。一人£18(約3000円)で1時間半の旅が楽しめます。

運行は11時、13時、15時と1日3本の少なさですが、運よく12時過ぎに到着し併設されていた売店で軽いランチを取りながら13時の列車を待ちます。

この蒸気機関車で片道30分の運行をゆっくりと楽しむのです。
自然豊かな場所をガタンゴトンと進みます。
ウェールズの車窓から、山肌むき出をパシャリ。
反対側には、湖が広がっています。綺麗。
山と水のコレボレーションや~
途中、何もない駅で止まり、30分間、各自景色を楽しみます。青い空と青い水。
イギリス名産のテディベアも車掌モードです。
なぜか駐車場近くにお馬さんが。大きい。怖い。

12時過ぎから15時までおよそ3時間、この場所で楽しみました。

山を縦断ドライブ

最終目的地のホテルに向かうのですが、最短ルートではなく、せかっくなので、山を縦断しながら、Breconという町に行ってみることに。

自然豊かでイギリスとは思えません。
写真には、白いぽつぽつが映っています。何だと思いますか?
羊さんでした。

途中、山の景色を見る休憩をはさみながら1時間ほどでBreconに到着。この町はこれといって目的はなかったのですが散策することに。

ロンドンでも見ることが少なくなった、イギリス名物電話ボックスが3つもありました。
かわいらしいお家

ホテル兼レストランは大当たり

その後、ホテルがあるCrickhowellという町に。この日は、パブが併設されている宿に泊まります。

お花をたくさん飾ってあるとてもきれいなパブ・ホテルでした。
細部にもこだわりが感じられます。

夕食はこのホテルのレストランでとることに。パブが併設されているのですが、宿泊客はパブではなくレストランで食事ができます。ここの食事・サービスが素晴らしい。

イカのから揚げみたいなやつ。スターターです。
鳥のレバーペースト。スターターです。お酒が欲しくなる味。お酒飲めないのが残念です。
私が頼んだメインのラム肉。ハーブのペーストがいい味でした。決してお昼に羊さんをたくさん見たから食べたくなったわけではあ、ありませんからね!!
奥さんと知り合いの方が頼んだ、牛肉を煮込んだ何か。写真では小さく見えますが、とても大きいです。柔らかくフォークでなでるだけでお肉が崩れます。

このレストランは総じていいところで、一緒に来ていた知り合いの方も「レベル高い!」とずっとおっしゃっていました。その方は、大ベテランなので、そういう人が評価される場所は相当良いレストランなのでしょうね。また、

奥さん

わたくしたちのことをしっかりと人として扱っていただけるレストランは初めてですわ。感動いたしました。

と奥さんもご満悦。

奥さん

おいしすぎて食べ過ぎてしまいました。胃もたれとの闘いがはじまったのでこれにて失礼します。

と調子に乗りすぎたことを後で後悔していたのは別のお話。謎の黒肉は胃に負担がかかるようです。味は最高でしたが。

寝る前のお散歩

イギリスの夏は夕方が長いです。10時くらいまでは明るいので、せっかくなので町を奥さんと2人で散策してみました。ちなみに私の趣味はお散歩です。履歴書の趣味の欄にもお散歩と書いています。おそらくMBA学生の誰よりもバース市内を歩いているでしょう。

別のパブ。お花が綺麗。
お城の跡っぽいものがありました。が、これは民家。
何かわからない立派な建物。
ウェールズの国旗がたくさんあるパブ兼ホテル。
面白民家。「お前んち、ドア、狭くない?」
本物の遺跡。ジブリ感満載です。
遠くの山も夕日が当たって綺麗。
木の成長をすばらしく管理したお家。
お花がたくさんある街です。
最後に市内を流れる川にきました。
ジブリの主人公になりきっている奥さん。

これで1日目の旅は終了。ウェールズは道路がよく整備されている一方で田舎で道が空いているため、各町の移動がとてもすばやくできます。一般道の制限速度も時速100kmくらいなので、みんなガンガン行こうぜ状態。

次回は写真たっぷりで2日目をお送りします。

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