月曜日(2022年6月27日)からスタートした海外のビジネス視察。初日は観光とディナーだけだったので、翌日の火曜日から企業訪問がスタートしました。
花形プログラムであるにもかかわらず、過去はどこでどのようなことをしたのかという情報がなかったので今回の企業訪問の一日を共有したいと思います。
訪問は3社 各1時間
このインターナショナル・トリップは、すべてMBA運営が企画・準備するもので国や訪問先はまったく学生の意見が反映されません。
ただただ彼らが計画した旅程に乗って、言われるがままに訪問と移動を繰り返すイメージです。
現地でのホテル代と食事数回、フィンランド→スウェーデンの航空券は、MBA運営側で用意してくれ無料です。(というかはじめの収めた高額の授業料に含まれている)
一方、バースからロンドンの空港への移動代、ロンドンからフィンランド、スウェーデンからロンドンへの飛行機代などは自腹で用意しなければなりません。ハイシーズンということもあり航空券は結構高く、合計で10万円くらい吹っ飛びました。
火曜日は、フィンランドの投資機関、Fezerというチョコレートの会社、そしてフィンランドを代表するモバイル会社NOKIAの3つを訪問。
それぞれ1時間ずつと時間が設定されており、基本的には訪問先の担当者が40分くらい講義形式で企業や業界の動向を説明してくれ、その後質疑応答といった感じです。
現地を訪問しているのですが、工場見学や働いている場を見るなどといったことはなく、単純にお話を聞くだけなので、正直、スカイプなどで1時間ずつ講義してもらえばいいんじゃね?感は否めません。
主目的は観光
この日のスケジュールは以下のとおり。
8:30 ホテル発(専用のバスが用意されていて、移動はすべてこのバスでします)
9:00 訪問1件目 (Business Finland)
10:00 移動
10:30 訪問2件目 (Fazer:フェッツェルと読みます。ロシア発祥のお菓子会社)
11:30 Fezerでランチ&お土産購入&くつろぎ
13:30 移動
14:00 訪問3件目(NOKIA)
15:00 移動
15:30 ホテル着、自由時間
です。15時半にはすべてのプログラムが終了していますので、残りの時間はヘルシンキを観光することができ、ディナーも各自でとることになります。
クラスメイトはいくつかのグループに分かれて、買い物をしたり、マリンスポーツを楽しんだり、最新のアクティビティを経験したり、ただただ飲み明かしたりと様々です。
ぼっちな私にも、
下から強風を出して体が浮くっていうアクティビティ行くんやけど、こーへんか?
ありがとう!でも一人で観光しようと思ってるっス。(興味なさすぎ!)
とか、たまたま町ですれ違ったMBA学生に
これから夕食行くで。お前も来いや
ありがとう!また今度誘って(もうとっくに食べました、一人で!)
と誘ってくれるのでとっても優しい学生たちです。
私は一人が好きなので、もちろん丁重にお断りさせていただき、新しくできた無印良品に2回訪れ、ヘルシンキマニアな奥さんに教えてもらった公園を散歩し、チャリティショップで洋服をあさったりしていました。観光名所を回るよりも、現地の人の生活に近いことするのが好きなので、大きなスーパーとかディープな裏通りとかめちゃめちゃ興奮します。お酒飲めるのならバーに突撃したいところなのですが、断酒しているため、断念です。
途中、提出していた課題の成績が突然公表され、残念ながら期待以下の得点だったので、公園のベンチで30分間落ち込むというハプニングもありましたが、それ以外はとっても楽しく過ごせました。
実は、私はヘルシンキに来るのが今回で4回目なので「うわー北欧すげー」っていう感動はありません。仕事で2回来ており、深夜0時にヘルシンキ空港着、1時にホテル着、8時からミーティングみたいな地獄のスケジュールだったので「あの頃は大変だったなー」とヘルシンキ上級者を気取ってフフン♪と威張り散らかして町を(一人で)歩いていました。嫌な奴ですね。フィンランド語も読めないくせに。こんなやつは一人で過ごして正解です。
ちなみにスウェーデンもすでに3回訪問しており、観光したいことろをまだ見つけられていません。仕事で来た際は観光時間0秒だったのでどこか行ってみたいのですが、やっぱりスーパー巡りかな。あとは来週の面接の準備をしなければなりません。
フィンランドは日本文化に近い(?)
せっかくですので、私がフィンランドについて知っていることを紹介しますね。ただし!これは今調べたことではなく、なんとなく現地の日本人などに聞いて学んだことなので情報の正確性は・・・
フィンランド人はシャイとされています。イギリス人は、道を譲ったり、ドアを持っていてあげたりすると「サンキューやで」という言葉を必ず聞くことができるのですが、フィンランドでは道を譲った程度でサンキューを聞くのは難しいです。かわいい。
フィンランドの料理は、しょうゆのない日本料理といわれるくらい日本の味に近いというのを耳にしたことがあります。日本食大好きな奥さんが、フィンランドでサーモンの鉄板焼きを食べた際、
!!おいしすぎますわ!わたくし、ここで毎日ご夕飯をいただくことに決めました。
と翌日リピートするくらい気に入っていました。北欧のサーモンは本当においしいです。
お隣スウェーデンとは、兄弟のような関係。フィンランドの人口や経済規模はスウェーデンのちょうど半分くらいなので、フィンランドが弟くんです。ただし!アイスホッケーの強さだけは立場が逆転している!とフィンランド人が言っていました。定かではありませんが。
サウナはフィンランド発祥。これは有名なお話。会社の上司や、顧客ともサウナに一緒に入り、そこで仕事の話や商談をするという風習があるのです。日本の飲みにケーションがフィンランドではサウナに値するのですね。この情報は、今回の旅のフィンランド人のガイドさんが教えてくれましたので、確度の高い情報です。
一週間にわたるインターナショナル・トリップ。今のところわざわざ現地行く必要なるのかなーといった感じですが果たして素晴らしい経験は待っているのでしょうか?