MBAプログラムの一つである「インターナショナル・トリップ」という海外での事業視察が、6月27日にフィンランドで開始しました。
27日は午後からヘルシンキ(フィンランドの首都)の観光ツアーとディナーの予定だったので、参加しなくてもいいのですが、学費を払ってしまっているのでもったいなく私も参加しました。
ほかの学生は2~3日前からヘルシンキに行き観光を楽しんでいるのですが、私はバース市が大好きでなるべく無駄にバースを離れたくないので、当日の朝の便(7時半イギリス発)の飛行機でフィンランドに向かうことに。
しかし、以前の記事でNational Expressというバス会社にキレましたが、この会社、当日にとんでもないことをやらかしてくれました。
今回の旅程は、バース市→ロンドン・ヒースロー空港→フィンランド だったのですが、以前の記事の経緯の通り、バース市→ロンドン・ヒースロー空港の直行便のバスが無断でキャンセルされ、ほかのものに振り替えられていました。
そこで、バース市→ブリストル(バースよりも大きな町)→ロンドン・ヒースロー空港という乗り換えを挟んで4時間くらいかかるバスをNational Expressで予約しました。
バース発のバスは、午前1時5分にバース駅発。偶然にも私の家の目の前のバス停に1時8分に停車することになっていたので、そのバス停で待っていました。電光掲示板にも、バスの時間が表示されていて待っていたのですが、時間になっても、1分過ぎても、2分過ぎてもブリストル行きのバスが来ません。。。
ここで胸騒ぎが・・・以前、奥さんが同じバスで日中にブリストルに行ったとき、
あいつら勝手にバスキャンセルするから、マジできをつけろよ!てか、オレが乗ろうとしてたバス、よく無断でキャンセルできたもんだな。逆に関心するわー
と警鐘を鳴らしていました。
まさに今、このことが起きているのだと思うと身の毛がよだちます。このバスは、深夜は1時間に1本しかなく、次のバスでは確実にブリストル→ロンドン・ヒースロー空港行きのバスに間に合いません。
5分が経ち、10分が経ち、そして20分経った頃、さすがにこのバスをあきらめて、タクシーを呼ぼうとしました。ですが、まずは何が起こっているのかを把握するために、バース駅のバス停留所(バスの始発)に行ってみることに。何とその停留所が閉まっているではありませんか。スマホや電光掲示板の情報では次のバスの時間が表示されていますが、バスは一切運航されていません。当然、事前の通知もありません。
National Expressの問い合わせ時間は、平日の9時~17時。朝1時には電話しても意味がなく、いよいよタクシーか、と思っていたら、偶然にも同じバスを予約していたMBAのクラスメイト2人に駅で遭遇しました。
お前もバス来なかったのか?
うん・・・グスン
3人でUberという配車アプリで運転手を探していると、見知らぬ男性が「ブリストル行きのバス知らへん?なんもないんやけど」と私たちとまったく同じ状況になっていました。このお兄さんが、「よかったら一緒にタクシー乗せてくれへん?」と聞いてくれたので、一緒にブリストルに向かうことに。
この時点でタクシーにさえ乗れば最悪何とかなるのですが、なんとこのUberという配車アプリでは近くに数名のドライバーがいるにもかからず、全員乗車拒否状態で、我々の申し込みを聞いてくれる人が20分くらい現れませんでした。(Uberは運転手側が乗客の決められます)おそらく、深夜なのにブリストルという片道30分かかるところに行くのが面倒なのでしょう。
たまたまタクシーが通りかかったので、乗車できるか聞いてみると、
「人数オーバーで無理やな。」
と一蹴。しかし「ここのタクシー会社に電話してみ。そこなら対応してくれるで」
と急に神対応をしてくれました。
その会社に電話すると
「10分で支度しな!」とラピュタの名シーンばりに、10分以内に来てくれることとなりました。そのままブリストルのバス停留所に行き、ブリストル→ロンドン・ヒースロー空港行きは運航されていました。
さて、事の発端であるNational Expressの無断キャンセル(事前連絡なし)。そうとうやばいことをしてくれた印象ですが、これもイギリスの洗礼として受け入れるしかないのでしょうね。
もう使いたくないなー。でもそれしか選択肢がないという現状。寡占状態です。
皆さんもNational Expressのご利用には十分にご注意くださいね。