すべての授業が終わり、残すところ修士論文(卒業するための最終論文)のみとなりました。
卒業は9月末ですので、約2か月半は論文の執筆に費やすことができます。ちなみに、MBAは修士のレベルなので、卒業ではなく、「修了」になります。ですので、学部生が書くものを卒業論文、修士の大学院生が書くものを「修士論文」というのが一般的です。(これは日本語のお話。)
これまで私のブログでちょくちょく触れていますが、あまり修士論文についての情報はないと思いますので共有しますね。ちなみに超超超超超・・・ぬるいです!!余裕で修了できますー
修論は2つ提出
他の大学のMBAプログラムはわかりませんが、バース大学MBAは2つの論文を提出しなければなりません。
- 個人論文
- グループ論文
です。
それぞれは独立して動いており、提出は個人論文が9月、グループ論文が8月下旬。6月時点ですべて授業が終了していますので、夏はずーーっと修論に専念できます。私は就活があるのでこればっかりというわけにはいきませんが。
もちろん、多くの学生は、ほぼ授業終わり!感が出ており、旅行三昧。すでに帰国を計画しており、7月、8月には帰ってしまう学生もいます。
今年は、MBAの花形プログラムである、インターナショナル・トリップという一週間くらい海外のビジネスを視察するプログラムがコロナの影響で4月から6月末に変更になり、何人かの学生は、その視察にくっつけて海外旅行を楽しむようです。視察は、フィンランドとスウェーデンに行きます。
個人論文は超ぬるい
個人で書かなければならない論文は、大枠のテーマが「リーダーシップ」と決まっており、それを自分の調査したいものに特化して執筆します。
私は、以前勤めていた会社のリーダーシップについて分析しようと思っており、一次情報も必要なので、同僚などに連絡してヒアリングさせてもらわないとなりません。
他の授業でも自分の勤めていた会社についてレポートを書け!的なものがあり、会社を辞めてしまっている身としてはなかなかキツイものがあります。ただ、実際に元同僚にお願いすると快諾していただけるので、本当に人に恵まれた環境で以前は仕事ができていたのだと実感します。
ちなみに、以前働いていた会社について分析したレポートを書くと成績がすこぶるいいです。その理由は・・・ひみつ♡
さて、この修士論文、文字数制限があります。何語くらいだと思いますか?
よくある授業のレポートは、少なくて2,000 words、多くて3,500 wordsというものがありました。
ちなみにこの文字数のカウントは、日本語のカウントと違って、単語1つで1 wordとカウントします。例えば、「私はペンを持っています。」は日本語で12語ですが、「I have a pen.」は4 wordsとしてカウントしますので、1000 wordsくらいでA4 4枚くらいです。
バース大学MBAの修士論文の文字数、それは・・・
3,000 words
少なっっっ!!!!!!
1日で書けます。というか、つい先日出したレポートは3,500 wordsでしたし、それでも下書きの段階で文字制限を余裕で超えてしまっていました。
いやー、驚きです。20,000 wordsとかではないんですね。2か月も準備期間がありますが、本気で集中するのは1週間もあれば十分そうです。
ただ、この修士論文。執筆にするにあたって「アドバイザー」という教授が個人に割り当てられ、最低3回、各1時間は面談をしないといけない、というルールがあります。
以前の会社のリーダーシップに関するレポートは、12月の授業で執筆しており、それを元にほかの授業で習ったコンセプトをつなぎ合わせるとなかなかいいお話しが書けそうなので、問題なさそうです。
楽して卒業したいならバース大学MBAがおすすめですね!私費・社費関係なくMBA生は遊びまくってますし!勉強漬けって私を含めて5人くらいしかいません。つい先日も、学生が来な過ぎて授業が中止になりました。運営さん、我々はお金払っているのに、いいのかそれ??
グループ論文は超ぬるい
グループでも論文を書かなければなりません。
グループ論文はただ論文を書くのではなく、実企業をコンサルしながら、その過程や結果を論文としてまとめることが必要です。
ですので、企業と連絡し彼らの問題を把握、プレゼン資料を作り、発表。その後に大学用にレポートを書く、といった流れになります。
このグループは、5人で構成され、レポートの文字数制限は5,000字。
・・・ウソだろ
一人1,000 wordsも書けばお腹いっぱいです。
しかも!このプロジェクトはクライアントにプレゼンをするにもかかわらず、評価の対象は最後に執筆したレポートだけ。つまり、途中のクライアントとのやり取りや最終プレゼン、そのクライアントの満足度などは一切関係ありません。
このプロジェクトはすでに始まっており、5月にグループ分けがMBA運営によってなされ、私のグループは6月の初めにクライアントとの最初のミーティングを終了しています。
全部で9のプロジェクトが先に公表され、その中で関心があるものを3つ選び、運営がメンバーを割り振るという方法でメンバーが決まりました。
今回のグループメンバーは相当やばい人たちです。私を入れて全5人であり、ほかの4人は全員悪い評判をほかのMBA学生、特にアジアコミュニティから聞いています。
アジア人コミュニティはインドを除いた学生たちの会話であり、プロジェクトに関しては平等性を特に重んじている印象です。主に中国からの学生で構成されているので、私は所属していませんが、何人かは仲のいい学生がいるのでそこから情報をもらっています。
私が所属しているのは、授業で一番前の席に座るコミュニティ。はじめは何人かいたのですが、今では私一人です。みんな授業に来ないか、後ろに座って遊んでいるので。
グループプロジェクトは、かならず各メンバーの貢献度をパーセントで記載しなければなりません。実はこの貢献度、過去に結構もめており、今回のグループの一人は、以前のあるプロジェクトでまったく何もせず、その時のグループメンバーから貢献度0%を言い渡され、泣きついてなんとかしてもらったという事実があります。
このブログを書いている時も、すでにこの人物が明らかに貢献が薄いので、
今回のグループについて、はじめのミーティングから失望したっス。。。今日提出しなければならないプロジェクト計画書についてもほとんど誰も手を付けていない状態だけど、これでどうやって進めればいいんスか?
これまでのプロジェクトはなんやかんやで、貢献度を同じにしてもらっていたかもしけないけれど、今回ははっきりと減らすことも考えた方がよさそうっス。今まではただの仲良し学生として対応していたけれど、これからはプロジェクト・メンバーとして学生フィルターを取り払って接するから、フレンドリーなさとぼうはもういないっスよ。
子供じゃないんだから、貢献しろとは言わないっス。貢献するもしないも各人の自由だし尊重するっス。ただ、貢献しないと決めたなら結果として貢献度は減るし、卒業できないことは明白だけど。ここで貢献度について議論したから後の異論は認めないっスよ。
と、グループチャットにて今回のグループメンバーの態度に釘をさすことを考えたのですが、あまりにも自分が怒りすぎていて文章が支離滅裂かと思い、送信前に奥さんに見てもらいました。
これでは、皆さまのお気持ちが動きませんのよ。わたくしめが修正いたしますゆえ、その様子とくとご覧くださいませ。
と校正をしていただき、以下の文章が出来上がりました。とてもコンパクトかつ明瞭です。さすがです。
今回のプロジェクトは、今までみてーに甘くねーからな。おめーらの行動すべて記録して「て・き・せ・
・つ」に貢献度減らしてやっからな。
文句あんなら話そうぜ。間にMBA運営のトップ入れて話そうや。そこでお前らの主張通してみ?できると思ってんのか?
その後、メンバーからは、
ぐうの音もでんわ・・・。み、みんなが貢献できるように、タスクを分けたりして進めていこうね!ど、どうかな?
と賛同かつ提案いただき、無事私の怒りは収まりましたとさ。
他の大学のMBAでは数万文字の執筆を求められる修士論文。気軽に卒業できる点ではバース大学MBAは最高です。
一方、私はこの2つの論文でいい成績を取りたいので、文字数が少ないながらも全力で取り組みます。
楽して卒業したい方にはとってもおすすめの大学です!!