生活

Wellsへの日帰り旅行 ~田舎旅のすすめ~

2022年1月10日

クリスマス休暇最後の日(2022年1月9日)は、奥さんと「Wells」というイギリスの田舎町に行ってきました。

よく聞く「ウェールズ(Wales)」とは全く別物で、Wellsはイングランドの街の一つ、Walesはイングランドと対等にイギリスを構成する国(country)の1つです。

今回は、イングランドにあるWellsへの旅行体験記。田舎はいいですよー。

Wellsはとっても小さな田舎町

Wellsは人口12,000人、バースから車で45分に位置する田舎町。

バースからは、Wells行きのバスがでており、そもそもWellsという街を知ったのは、奥さんが街中を走っているバスの目的地に書いてあったら。

奥さん

バスで見かける「Wells」は、あの「Wales」とは違いますのよ。面白そうなので行きましょう!

Wells街の歴史は、ローマ時代までにさかのぼり、当時、温泉が湧いていたことから集落化して栄えていったとされています。

人口がイングランドでも最も少ない部類に属しながら、街のど真ん中に13世紀に立てられた「Wells Cathedral」という大聖堂があることでイギリス人には有名なのだとか。実際、街には多くの観光客と思われる人々でとても賑わっていました

大聖堂の他にも、「Bishop's Palace」「Vicars' Close」「St Cuthbert's Church」などの見どころもがあり、1週間に2度開催される「Wells Market Place」や1本の道の両サイドがお店だらけのハイ・ストリートがあり、買い物をしていても楽しいので、魅力的な街として機能しています。

到達手段は限られている

残念ながら、Wellsには鉄道は走っていません。ですので、この街に行くには、車かバスで行くことになります

車を持っている人は、コッツウォルズに行った後に足を伸ばしてみるなどで気軽に行けると思いますが、問題は車を持っていない人。

ロンドンからWellsを目指す場合は、まずバースまで電車で来て、その後、First Busの174番のバスに乗って終点まで1時間半バスに揺られることで到着できます。

バスの料金は、1日乗り放題で£6.6(1,000円)。片道1時間半かかるので交通費はかなり安いです。

バースからWellsへのバスは、高速バスではなく通常の市内用のバス。目的地に着くまで55のバス停を通過し、本数は1時間に1本です。

もし、Wellsを目指す人がいましたら、ついでに街全体が世界遺産になっているバースの観光もお忘れなく!笑

移動中は自然を堪能できる

バースからWellsまでの田舎道をつないでいますので、途中の景色はとってものどか

走っているバスの影がかわいらしい写真が撮れました。

整備された広大な緑を見ながら時折いる羊さんたちに癒やされながらあっという間の1時間半を過ごしました。

白い塊り1つ1つがすべて羊さんです。

田舎道で、アップダウンの激しいところも多く、それに加えて、イギリスのバス運転手ならではの荒い運転。読者やスマホをいじった時には1秒で車酔いします。ご注意を!

また、市内用のバスですので、高速バスと違ってトイレが付いていませんので、この点も行かれる際は気をつけてくださいね。

まずは大聖堂に行こう!

バスを降りたら、早速大聖堂に行きました。

大聖堂への入り口の門。これも荘厳です。

大聖堂に向かうには、街の中心から東向きに歩いていけば自然と行き着くとこができました。というか、大聖堂が大きすぎて街のどこからでもみることができ、迷うことは全くありませんでした。

お待ちかねの Wells Cathedral。大きいです。

この大聖堂の脇にはカフェ&ショップも併設されており、トイレに行きたかったので、大聖堂に入る前にカフェのトイレに突撃しました。

日本のようにスーパーやコンビニにトイレがないので、とっても助かります。

さて、大聖堂に入ってみると、「寄付を£6してくれや」というカウンターがあります。私達が着いた時はそこに人がいなかったので、寄付はしませんでしたが、それには理由が・・・

大聖堂内の廊下。ハリー・ポッターに出てきそうです。

この日は日曜日。ですので、大聖堂内ではお祈りを捧げる人がたくさんおり、本堂は入ることができませんでした。ですので、寄付の受付カウンターに人がいなかったわけです。

お祈りしないで、中を見学したいひとは、日曜日は外しましょう

街なかはお店がいっぱい

小さな街でありながら、メインストリートは、両側を多くのお店で囲まれており、時間が立つに連れどんどん人が増えてきました。

写真は11時前に撮ったのでまだあまり人はいません。午後にはこの3倍位の人がいました。

ロンドンのピカデリー・サーカス沿いにある高級ブランド店などはありませんが、一般的なチェーン店や地元のお店がたくさんあり、ドレスコード関係なく気軽に入れるお店ばかり。気兼ねなく観光を楽しめました。

1450年からやっているというパブ。本当かな?

お昼はWehterspoon(パブ)へ

お昼は私の大好きなパブ「Wetherspoon」に行きました。

おしゃれな店構えです。

ここのお店は、バース市内の店舗よりも広く、店員さんも親切でしたのでとても雰囲気がいいです。日曜日のお昼ごはん時でしたが、あまり混雑しておらず家族連れのお客さんがちらほちと。

ビールの樽が保管されており、自家製ビールを作っているようです。

注文は、チッピーにしました。何気にWetherspoonでしっかりと食べるのは数年ぶり。

価格はとっても安いのですが、味が良かったです。

以前の記事で、Wetherspoonのフィッシュ・アンド・チップスはガストロ・パブに比べて味が「かなり」落ちると書きましたが、それは真っ赤なウソでした。「少しだけ」味は劣りますが、価格はガストロ・パブの半額以下です。

ブログ:フィッシュ・アンド・チップスを食べよう

Wetherspoon最高です。

もう一つの観光名所 Bishop's Palace

午後は、大聖堂のすぐ近くにある「Bishop's Palace」というお庭に行ってみました。

城壁とお堀に囲まれています。

城壁の中に入ってみると、整備された広場があり奥に庭園がある模様。

枯れている木が少し怖い・・・

しかし!奥の庭園に入るには、チケットが必要のようで、価格は一人£16(2,400円)。秒で諦めました。。。

その後、特にやることもなかったので、14時過ぎのバスで早々にバースに戻りました。


日本人に殆ど知られていないWells。いかがでしたでしょうか?大聖堂とハイ・ストリートを楽しむ街ですので、日帰りでも十分です。

バースにお越しの際は是非、追加の目的地として考えてみてくださいね。

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