イギリスMBAの全体スケジュール　意外と知られていないMBAの実態

イギリスのMBAは、1年で完結するコースが多く、他の海外MBAに比べて短い期間で修了できます。

たった1年しかないのに、アメリカのMBA2年分と同じ学位が取れることを意味しています。

その1年間のスケジュールを公開している大学は少ないので、現時点でわかってるバース大学MBAのスケジュールを共有しますね。

コースの始まりは9月末

イギリスの学期は、日本の4学期始まりとは異なり、9〜10月に始まります。

バース大学は、9月末の月曜日からコースがスタートしました。ちなみに、イギリスのリーズ大学は9月中旬にコースが始まり、もし私がリーズ大学を選択していたらVISAの申請が間に合いませんでした。

英語能力の入学条件であるIELTSが規準に達していない場合は、入学前に5週間または10週間の「Pre-sessional」という英語の補講をうけて合格することで、入学条件クリアとなります。（「IELTSのスコアメイクができていない」とか言っている燻りMBA志望者はすぐにIELTSのスコアなんて忘れて申し込みましょう！参考：燻りMBA志願者）

5週間の英語補講は、8月の上旬に始まり、9月末に終わりました。この補講は最後に試験があり、これに合格すること（一定以上の点数をとること）が、MBA入学の条件となっています。リスニングやリーディングは、選択式問題のためしっかりとした点数がついてしまうため、講師の情状酌量の余地は存在せず、落ちてしまったらどうなるのかは不明です。。。MBAのクラスメイトも10人以上はこの補講を受けています。

補講の授業自体は、1日1.5時間しかないため余裕そうに感じますが、実際は予習や課題が盛りだくさんで1日6時間くらいかけないととても終わりません。ですので、バース大学も

バースおやじ

仕事しながら補講受けるのは無理やで。

とアナウンスしています。潔く会社を辞めましょう！

序盤は、授業づくめ

コース開始の第1週目はオリエンテーション期間で、大学やMBAコース、図書館の利用方法などの説明があります。

その翌週から3つの必修科目がスタートし、5週間学び続けます。

この間、水曜日は「キャリアの日」とされていて、就職活動に向けてのアドバイスや講義がありました。

その後、2週間の自習期間＋必修科目のテストを終えたら、11月半ばから２週間の「コンサルティング・プロジェクト」という缶詰状態に忙しいプロジェクトが始まります。

これを乗り切ると、年内は2つの選択授業を残すのみ。選択しなければ、12月初旬からクリスマス休暇突入です。

したがって、年内は授業とコンサルティング・プロジェクト、という構成でした。

年明けは必修科目から

1月の第2週から必修科目の授業3つが5週間始まります。

その後、2週間の自習期間を経て「Change in Action project」という集中的な2週間のプロジェクトが始まりますが、この全容は不明です。。。コンサルティング・プロジェクトに近いものだと思うのですが。

3月中旬から下旬までは、選択授業。その後、4月上旬に海外の企業訪問をする「International Business Experience」が1週間組み込まれています。行き先はまだ未定でしかも今年はコロナで行けるかわかりません・・・

4月中旬から2週間のイースター休暇を取った後、選択授業などを行い6月中旬で授業は終わってしまいます。

謎の夏季期間

6月中旬以降のことはMBAの運営から配られた予定表には記載されておらず、何をどのようなスケジュールでするのかは不明。

この期間は、個人またはグループでのプロジェクトをそれぞれ進め、レポートを書くようです。

まとめるとこんな感じ

まだ全体の1/4しか終わっていないので、謎な部分が多くありますが、全体として序盤に授業が多く後半は選択授業や習ったことを活かすようなプロジェクト系で占められています。

就活がうまく行けば万々歳なのですが、現実は厳しそうです。