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リーダーシップ パートナー探し ジャグリングから学ぶ最新リーダーシップ理論

2021年12月17日

リーダーシップの授業は、経験学習を通じてリーダーのあり方を追求していきます。

この授業だけ今までの授業とは別格でグループ・ワークだらけ

教授が初日に言っていたよう、考えることが多く17時には脳が疲弊してきます。色々なゲームをしましたので、紹介しますね。

パートナー探し

30人ほどのMBAのクラスメイトから自分にあったパートナーを一人ずつ指名してきます。

クラスの端に座っている人から指名権が与えられ、自分のパートナーとして最適な人を理由を添えて教授に話し、それが認められればカップル成立です。

私は、2番目に指名権を与えられましたので、多くのクラスメイトの中から選ぶことになりました。

しかし、ここで問題が。皆さんお気づきでしょうか?

さとぼう

なんのためにパートナーを探すのがわからない

のです。お互いのスキルを補完し合うのか、強みをより加速させるのか、ゴールが見えていないので、どのような視点でパートナーを探せばいいのか全くの手探りでした。これを教授に聞いたところ、

バースおやじ

そんなん、どうでもいいねん。なにかでかい仕事を一緒にやるとでも思ってればいいんやで。

至極曖昧な回答をいただきました。

とりあえず、お互いのスキルを補完するという目的で、シャイ・ガイの私に圧倒的に不足している「コミュニケーション能力」が高いクラスメイトをその理由を添えて伝えましたが、なぜか教授に却下されてしまいました。

バースおやじ

そいつはお前の真のパートナーではないで

「真のパートナー」ってなんだろう?という疑問を噛み殺して、次は以前グループ・ワークで一緒になった人を、適切なフィードバックをくれるからと言う理由で指名し、なんとかカップル成立しました。

このエクササイズの目的は、お互いに適切なフィードバックをできるパートナーを探すとこ、そして後のグループ・ワークを共にしフィードバックをし合うことです。

結果としてお互いの能力を補完し合うようなパートナー探しが、教授に受け入れられていました。

ちなみに、私はシャイ・ガイの一員ですが、さすがに同志達の中からは選ばないようにしました。シャイ・ガイが2人のペアになってしまうと、お互いの最大の欠点が全く補完されないからです。シャイ・ガイたちも流石にシャイではない人とペアになっていました。

「シャイ・ガイ」という人種についてはこちら(シャイ・ガイの集い)をご参照くださいね。

「映画でリーダーシップを学ぶ」という別のセッションでは教授からお菓子が振る舞われました。

リーダーシップ・トライアスロン

4日目は12時から17時まで、トライアスロンをしました。

と言ってもマラソンや水泳をするのではなく、クラスを2つのチームに分けて3つの競技で総合得点を競うというもの。

各競技は、両チームから3人ずつが選手として参加します。競技種目は以下の3つ。

  • ドミノで作ったタワーで高さを競う(1分間でどれだけ高いタワーを作れるか。1人3回行い、3人の選手が挑みます。つまり各チーム合計9回タワーを作ります。積み木みたいなもの。)
  • ランダムに選ばれた8つのアルファベットでできる限り長い単語を作る(毎回ランダムに8つのアルファベットが出現。各チーム3人の選手が協力し、1回1分以内に単語を作成します。全8ラウンド)
  • ジャグリングをする(各チームから3人ずつ選手を選抜。1人1分間で何回ボールをジャグれるか(ボールを投げられるか)を競います。合計3パフォーマンス)

ぱっと聞いただけでは意味がわからなかったのですが、基本的には単純なルールでした。このエクササイズの目的は、リーダーとして適切にプレイヤーを「Nudge(ナッジ:つつくという意味。やってみれば?という感じで肘で友達をつつくようなイメージです)」しようということ。

Nudgeは、フィードバックの1種ですが、上司が部下に対して1対1で30分とか1時間のミーティングをするものではなく、日々の終業間際に業務の進行具合を確認したり、仕事のモチベーションを高めるような声がけをするというもの。リーダーがメンバーに対して、適切なNudgeをたくさんしてあげれは、そのメンバーは、「やってやろうでないの!」と期待以上の仕事をするようになるのです。

ゲームは結果も大切ですが、プレイヤー以外のメンバーからのNudgeも得点に加算されます。例えば

MBA学生

落ち着つくんや!お前ならできるで。

と言った具合に適切に声がけできれば、教授が

バースおやじ

そのNudge、ええやん。

と思い、得点ゲットです。

さて、チームは13人いたものの、競技に参加できるのは9人なので全員参加する必要はないのですが、私はせっかくならと何か参加できないか考えました。

ただ、②の単語作りは英語力クラス最下位の私には初めから無理なお話でしたので、①のタワー作りか③のジャグリング。

緊張で手が震えていまうタイプの人間なので、タワー作りも断念しました。ですので、カラーボールを使ったジャグリングをすることに決定。まったくやったことがありませんので、1から練習です。

このチーム分けがされてから2時間、各チームに練習する時間が与えられました。みんな必死になって、タワー作りを研究し、単語作りの戦略を立て、ジャグリングを練習しました。

30歳前後のMBA学生が、真剣にこれらのゲームの練習に2時間も取り組んでいるので、冷静に考えるとなにかおかしな状況ですね。

ただ、今までのMBAの経験上、こういうゲームを1歩引いて大人ぶって参加しないでいると、損をすることが圧倒的に多いです。ですので、こういう時は自分の中の「少年スイッチ」を押し、子供のように真剣に挑戦し大人の頭でMBAとしての価値を経験する、ということが肝要。

「少年スイッチ」の考え方については、漫画:ハンチョウの第2巻をご参照くださいね。「遊ぶべきところで変に大人ぶる…!」ということは心に刺さります。遊ぶときは子供のように真剣に遊びましょう!

2時間で、Youtubeでジャグリングをやり方を1からジャグリング担当班で勉強し、ひたすら練習しながらアドバイスを出し合います。途中、

カラーボール3つを使ってジャグリングをします。軽すぎて扱いにくさMAXです。
MBA学生

サーカスの曲でも流すか?笑

とメンバーが冗談で言ってくれたのですが、私はせっかくなら楽しく練習したかったのでお願いし、このリズムに乗ってジャグリングをすると(とっても恥ずかしいですが)自分自身が楽しいので本番でも音楽を流してもらいました

ジャグリングの結果は9人中2位タイとなかなかの好成績を収めることができ、私のジャグリングの姿は動画で撮影されクラスのLINEコミュニティーにアップロードされていました。。。。

さとぼう

ハズすぎる・・・

面白いことに、このジャグリングは、9人中4人がシャイ・ガイ達です。みんなの前でパフォーマンスをしなければいけないので、シャイ・ガイにとってはありえない選択肢なのですが、ジャグリングこそ我々シャイ・ガイが持つ「ハードワーク」がフルに活かせる競技ですし、最近シャイ・ガイ達に積極性が芽生えてきたようです。私もいつまでもシャイシャイしていたら置いていかれてしまいますね。頑張らねば!


リーダーシップの授業は、過去最多で発言をしています。シャイ・ガイ達もだんだんとMBAのクラスの雰囲気に慣れてきたようで、発言回数が増えてきました。

彼らの発言している姿が私とって1番の「Nudge」になっています。

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