リーダーシップの授業は火曜日(2021年12月14日)で2日目です。
初日に10のリーダーシップを習い、その応用がこの日のテーマでした。
授業は、「経験学習」をテーマにしており、ただ聞いているということはなく、様々なグループ・ワークを通じてリーダーシップを学んでいきます。
中間管理職って大変
朝一は、サッカークラブ経営の中間管理職はどのうよなリーダーシップを求められるかを考えるもの。
「監督」でもなければ、「キャプテン」でもありません。その間の中間管理職です。
億万長者たち(スポンサー)の相手をしつつ、選手や監督の間に挟まれながらどのように彼らをリードしていくのかを考えなければいけません。どのうなリーダーシップが求められるのでしょうか?
結論は、すべての状況に当てはまる最適な1つのリーダーシップはない、つまり、状況に応じて適切なリーダーシップを選択しなければならないのです。中間管理職って大変そうですね。
中間管理職について、その過酷さを知っておきたいかたは、ぜひ「中間管理職トネガワ」を読んでみてくださいね。(なんとキンドル版か無料でした!)
超絶ブラック企業で働くお話ですが、社会人あるあるもたくさんあり面白いですよ。
リーダーシップを学ぶにはコレ
午前中の後半戦は、リーダーシップを実践的に学ぶ素晴らしいゲームをしました。
それは「ジェンガ」。なぜか「ジェンガ」。そしてなによりもでかい!平気で身長より高いジェンガ君です。
クラスから4人がリーダーとして選出され、そのリーダーがスピーチをして3人のメンバーを募ります。リーダーがどのようにメンバーを動かし、いかにジェンガを高く積み上げたかを競うもの。
私は、チーム1にメンバーとして所属し、ただ単にジェンガを楽しみました。このチームのリーダーは、指示を出し続けたり、自分が行動するのではなく、常にチームのモチベーションを高め、メンバーが共通のゴールに向かって進めるようにリードしてくれました。教授は、
これや!このリーダーシップが見たかったんやで!!
と彼女のリーダーシップを大絶賛。
他の3チームは、リーダーがコーチのように指導したり、全てを指示して戦略通りに運んだり、自身でガンガンジェンガしていったりと全く違うリーダーシップを見せてくれました。
このゲームを通じて、前日に学習したリーダーシップの種類を具体的に把握し、実践を踏まえてどのように機能し、チーム・メンバーがどのように感じるのかを学びました。
さすが経験学習を謳っている授業です。
ただ、このグループ・ワーク、1チーム20分の制限時間、それを4チーム行いましたので、合計で1時間40分、ずっとジェンガです。このような時間の使い方は日本の大学・大学院で経験してことがありませんでしたので、とても新鮮です。
チャイニーズ・コミュニティーに制裁
さて、このジェンガ学習の2時間あまり、中国から来た学生たち(8人くらい)はずっと中国語で会話をしており、その態度が何度か教授の目に留まっていたよう。
午後のグループ・ワークでは、5人のリーダーが教授より選ばれ、そのリーダー達が自分のグループのメンバーをクラスメイトから引き抜いていくものだったのですが、この5人のリーダーに選ばれたのは、なんと全て中国からの学生。
初めはとても不思議に思っていたのですが、しばらくして教授の意図がわかりました。
このリーダー5人は絶対に同じチームにはなれません。またリーダー達が、中国語を話せる学生を積極的にグループに入れたくても、5人とも同じように行動したからすぐに中国語を話せる学生はイなくなってしまいます。
つまり、全てのリーダーを中国人にすることで、強制的にチャイニーズ・コミュニティーがグループ・ワークでできないようにしたのです。さすが教授、賢い。
バース大学MBAの花形授業も2日目が終了しました。
1日1日どっぷりと疲れますが、勉強になることが多くとても充実した授業です。