個人で執筆する修士論文には、それぞれの学生にアドバイザーという名の教授が1名割り当てられます。
各人、論文を執筆するにあたって、6時間アドバイザーへ相談することが義務付けられており、最低3回のミーティングが求められます。
6月の中旬には誰にどのアドバイザーが付くかの連絡がり、すでに何名かの学生はアドバイザーとの初回ミーティングを済ませていることが、先週のインターナショナル・トリップ中に発覚。私はてっきりアドバイザーからこちらに連絡があるのかと思って放置していたのですが、学生からコンタクトしなければならなかったようです。
さっそく月曜日(2022年7月4日)に連絡し、木曜日(7日)に、アドバイザーとの初回のミーティングを大学にて実施してきました。
ミーティングはオンラインでも対面でもどちらでもいいみたいなのですが、オンラインだと英語での意思疎通が難しく細かい点を聞くのをためらってしまうので、私は断然対面のミーティングがいいのです。バス代がかかるし、片道1時間弱するので効率は良くないのですが、やはり細かい表情や声のトーンなどが英語を理解する助けになります。
さて、アドバイザーの教授は全9人いますが、私のアドバイザーは、MBA学生40人中10人担当しており、ほかの教授の2倍の学生を受け持っています。
この教授は、
バース大学、来たばっかりやねん。
と、まだ入社(?)1年目の人。というか先月入社。その前は、Universiyt of West England(以前私がコロナの証明書のアップデートで行ったところ:ワクチンパスポートの切り替え 日本→イギリス)でMBAとマネジメント学部で教鞭をふるってたようです
前の大学辞めたやろ?1か月休みあってん。旅行しまくったろやないかい、って思ったんやけど、ジャパン、入国ビザ出しておらへんやないかい。どないなっとんねん。
このような雑談なども交えながら、1時間のミーティングがスタートしました。
既に論文のアウトラインは作ってあるので、それに沿って、ではどのように進めていくか、より深堀りしたテーマにするか、インタビューのタイミングは?などなどを教えていただき、イギリスの大学の方式に慣れていない私にとってはとても役立つものでした。
どう書けば高得点狙えますか?
といった点も聞いてみました。
この大学は新顔やからわからへんわ~
と見事にかわされてしまったものの、この教授の考えるいい論文の書き方をレクチャーしてもらいました。
そこで発覚したのですが、この教授曰く、
Distinction(高得点の成績。100点中70点以上)をとれるのって、全体の10~15%やで。ムズいで~
と新しい情報が。あくまでこの教授が前いた大学での話ですが、そんなに少ないとは知りませんでした。いや、私は75点取りたいんです。(75点なんてほとんど取ったことありませんが)
論文のアウトラインは、5月の初めに書くようにアナウンスがあり、6月中旬に提出の締め切りがありました。私は、締め切りの前日に1時間でちゃちゃっと仕上げて提出です。
今回の論文の大テーマは「リーダーシップ」。対象とする企業は、自分が知っている企業でもいいし、働いていた(働いている)企業でも構いません。自分に関連がある企業であれば一次情報が求められるので、私費留学の人は円満退職していないと厳しいかな?
約2カ月にわたって執筆する修士論文。文字数は3,000 wordsととても少ないのですが、むしろ今回のテーマを3,000 wordsにまとめ上げることがとても難しそう。10,000 wordsくらいの方が細かく執筆できるので楽ですね。20,000 wordsは嫌だけれども。
そういえば、今回のアドバイザーとの会話は理解できないといったことがほとんどありませんでした。ここにきてやっと少しだけ英語の向上を実感したのでしたとさ。