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次年度(2022/23)のバース大学MBAの異変 留学生の出身国の偏り

2022年9月11日

大学には、ほぼ2カ月以上言っていませんが、先日、クラスメイトとの飲み会で衝撃の事実を入手しました。

今回は、私の代のクラスの人数と出身地について、正確に共有するとともに、今年の異常な状況を紹介します。

アジアの偏り

2021/22のクラスメイトは全部で40人。ですが、授業開始当初はもっといました。というのも、当時はコロナにより入国の規制がとても厳しく、特定の国の学生は入国が難しかったり、また大惨事となったイギリスでの生活を恐れているという人が何人かおり、自国からオンラインで授業に参加していたのです。

確かに、はじめのグループ・ワークでは何人かそのような人と一緒になりましたが、当然ながら彼らは全く貢献できず、次第に授業を「Deffer」する人が増え、とうとう最初から授業にいなかった学生は全員、この年のクラスで学ぶことをあきらめて消えていったのです。

「Deffer」とは、コロナによる上記のような状況ですので、入学する年を1年間後にできるという制度(コロナに限ったことかどうかはわかりません)。しかも、今年は参加すると決めて授業を受け始めても数カ月間であればDefFerできていました。その人は、大学からの奨学金などのステータスを失ってしまいますが、改めて受験する必要はなく、自動的に来年度の在籍が確保されます。

こんな制度あるなんて知らなかった。

さて、私の代の出身地は以下の通り。クラスメイトがまとめてくれました。

出身国人数
インド17
中国5
タイ3
イギリス2
台湾2
韓国2
ジョーダン2
ブラジル1
マレーシア1
香港1
ボツワナ1
南アフリカ1
デンマーク1
日本1

円グラフにするとわかりやすい

インド・中国を除けば、クラスの約半数がいろいろな地域から来ています。ただし!中国・台湾・香港(計8人)は、中国語で会話できるのでほぼ同じ国から来ている印象でした。

出身地域でコミュニティ形成

1年のモジュールを通じて、次第に友達なりいつも隣に座る人のようなコミュニティが形成されています。バース大学MBAの特徴(というか私の代の特徴)は、出身地や文化が近い人同士がずっとかたまっていること。英語ネイティブは、デンマーク人を入れたコニュニティで他とは交わりませんし、中国語連合、インドの集団の結束は固いです。ただ、インドの中にもほかの地域出身の学生と関わりたいという人も何人かおり、そういう人は、インドのグループが嫌いなのだとか。

インド人は英語で話していますが、中国語連合は、ずっと中国語なので近くにいるとイギリスにいることを忘れてしまうくらいです。中国連合の学生は皆とてもいい人で親日なので、私は全員好きです。

ここでいうインドのグループは、25~28歳くらいの若い世代で形成されており、授業には半分くらいしか参加しない不真面目生徒の集まり。10人くらいいます。

全く授業に来ないことで有名な2人もインドのこのグループに所属。正直、しっかりと距離を置きたいグループです。

ちなみに、私ははじめ、一番前に座るグループや図書館で勉強するグループに所属していたのですが、私以外全員後ろに座り、勉強を真面目にする学生はいなくなり、最終的には一人になってしまいました。

さとぼう

さみしい・・・

といっても、近くにいる人ならだれとでもよく話すので、困ることはありませんでした。誰とも平均的にかかわっているタイプです。グループ・ワークでも誰と一緒になりたい、というのがないので楽。(ちゃんと一緒のグループにならない?って誘われましたよ!!)

タイ人学生に占拠される

さて、次年度のバース大学MBAには出身国に大きな変動がありました。

なんと、クラス45人中、タイ出身が10人もいるのです。私の代では3人だったのですが、その3倍強。

タイといえば、日本よりも小さい国で、まだ先進国の仲間入りはしていません。

人口:7,000万人 (日本は1億2,500万人)

一人当たりのGDP:7,200ドル (日本は40,000ドル)

(一人当たりのGDPは 10,000ドルを超えると先進国と言われています。この数字=個人の豊かさとみればわかりやすいかと)

一方、日本人学生は・・・0人!フィー!!!!!私の知る限り、入学予定者は1名いらっしゃったのですが、ほかの大学に行かれました。

どんどんとアジア諸国に置いて行かれる日本って感じです。。。MBAキャリアチームの人に聞いたのですが、過去数年間で日本人は全員社費での留学。(私は私費ですよ!!!!お金きっつい!!!!)

その人曰く、

バースおやじ

現地で真剣に就活する日本人は、バース大学MBAでお前が初めてやで(数年以上前は知らん)

とのこと。就職については、ほかのブログで進捗を報告しますね。

ただ、日本人が少ないのはコロナの影響が大きいのかな、と思っています。日本のコロナの規制・報道はあきからに過剰であり、コロナに感染=悪みたいな雰囲気があったのを覚えています。このような中で、状況がよくわからない外国に行きたい、という人はなかなかいないのでしょう。巷によくある「MBA目指すブログ」でもコロナを理由にくすぶっている人をけっこう見かけましたし。

実際にコロナがやばいのは日本と中国くらいで、イギリスはすでにコロナなんか関係ないって感じです。だーれもマスクなんかしていませんが、感染者数は1日5,000人くらい。マスクとか入国規制を頑張っている日本の感染状況が不思議でなりません。ワクチン接種率も日本の方が優秀です。

しかしながら、住めば都とはよく言ったもので、私の場合、ちょうど一年前は住む家も見つからず、VISAも届かず、入国後10日間の自主隔離もよくわからなかったという悲惨な状況でしたが、ものの1か月ですべて解決し、その後11カ月はバースでの生活をエンジョイしています。

今後、クラスの出身地は、インド・中国からの学生は引き続き多く、英国人(ネイティブ)はほとんどいないという状況が続くと推測します。アメリカ人は来るはずがありませんね。

MBAの入学には、面接があり大学としても入学者をコントロールできます。つまり、バース大学MBAは、タイの学生に猛烈なアプローチをかけ結果的に入学させていることがわかりますね。確か、マンチェスター大学のMBAは出身国(出身地域だったかな?)ごとに規定人数を設けており、より多くの国・地域から学生が集まるようにしています。

従いまして、バース大学MBAにはダイバーシティを期待しないでくださいね。入学希望の方、あらかじめ、インド語、中国語、そしてタイ語を勉強しておきましょう。英語は二の次やで!!


さて、大きく出身国が変わるであろうバース大学MBA。日本人0人なのは正直とてもうれしいです。というのも、この大学は特定の人を除いて絶対に行くべきでないと感じましたので、被害者が出なくてよかったという心境。こちらもいつかブログでまとめますね。

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