生活

ワクチンパスポートの切り替え これをやらないと欧州旅行に行けない

2022年6月25日

新型コロナウイルスのワクチン接種証明は、NHSという保健機関のアプリにて表示されます。

私は、2回日本で接種し、3回目のブースターワクチンをイギリスで接種しました。

3回目の接種時に日本の市役所で発行してもらった紙媒体の接種証明を見せ、3回目のワクチンを接種したのですが、NHSの記録上は、「1 of 1」という1回しかワクチンを接種していない人として扱われていました

イギリスからヨーロッパに入国する際は接種証明が必要で最低でも2回の接種が完了していないといけません(回数は接種したワクチンの種類によって異なります。)。来週、MBAのプログラムでフィンランドに行きますので、日本での記録とイギリスでの記録を統合し3 of 3の接種証明が欲しいと思い、更新に行ってきました。。今回はその統合方法を共有しますね。

現地に行く必要あり

今回、情報の更新をしてもらいたいのは、「NHS COVID Pass」というサービス。

NHS COVID Pass

海外で接種した記録をイギリスでの公式記録として更新してくれます。

Nicola Sturgeon apology over Covid passport app launch - BBC News
こういうQRコードの証明書が欲しいのです。下の方に接種履歴が反映されています。コナン君にでてくる犯人みたいな人の手ですが、怪しいものではありません。公式です。

観光や留学などでイギリスに入国する際には一切必要ないものですが、すでに日本で接種完了しておりこれからイギリスに留学・駐在される方は、入国後にこの手続きを行えば イギリスの機関が発行したワクチン証明書を簡単に利用できるようになります

日本でも接種証明アプリが提供されており、多くの国で利用できるみたいですので、ブースターワクチンまで接種完了していれば、わざわざイギリスの証明書を発行する必要はないのかもしれません。

海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(6月17日現在)

ですが!コロナの情報はとても流動的ですので、ご注意を!

さて、このNHSの接種証明、オンラインで申請することができず、記録の更新サービスを行っているワクチン接種会場に赴きスタッフと面談しながら記録更新のお願いをしなければなりません。

予約はオンライン

更新するにあたって、まずは以下のウェブサイトから予約する必要があります

Tell the NHS about coronavirus (COVID-19) vaccinations you've had abroad

グリーンの「Book an appointment to update your vaccination record」というボタンを押すと、先に進みNHSナンバーの入力が求められます。

NHSナンバーを持っていない人はできないっぽいので、イギリス入国後はすぐにGPに登録したほうがよさそうですね。私は、12月末に登録申請をしたのですが、2カ月経っても音沙汰なしだったのはここだけの話・・・

NHSナンバーや生年月日などを入力し、最後に郵便番号を入力すると最寄りの会場が表示されます。しかし!!バース市内にはそのサービスを提供しているところがないのです。最も近い場所で、バスで1時間半離れた田舎の大学。。。

MBA学生

証明書の更新なら、Readingがいいで。駅から近いしReading遊べるし

と以前、MBAのクラスメイトが教えてくれていたのですが、調べるとReadingという土地に行くのは電車で一人5,000円以上かかってしまう、そして幸運なことに最寄りの会場の大学には直行で行けるバスが家の目の前を走っているので、今回は遠い大学に奥さんと行くことに。ここだと往復で900円くらいで行けてしまいます。

奥さん

知らない大学に入るのは、なんだか緊張と興奮が入り混じった不思議な感情になります。ドキドキ・ハアハア

と奥さんも大学に行ってみることが楽しみのようでしたので、よかった。

予約時間はかなり細かく設定されており、会場によっては月曜日~金曜日まで予約可能で、10分単位でスロットを選べます。

私たちは、12:40、12:50とくっつけて予約しました。

University of West England

今回会場となるのは、University of West England

バスの最前列を確保。1時間半かけてゆっくりと向かいます。

到着するとかなり田舎、というか山の中にできた新しい都市(開発中)のような場所にあり、大都市ブリストルからバスで15分といういい立地でした。建物も新しく、そして何より留学生が少ない。つまりイギリス人だらけの大学でバース大学とは全く違う雰囲気です。大学は休みの時期にもかかわらず、1時間に8本もブリストル行きのバスが出ていました。バース大学なんて、1時間に2本しかないのに・・・

これは工学部でしょうか。すべてが新しい大学です。うらやまー

大学内に、「COVID Vaccine →」見たいな看板があり、それを15個くらいたどってようやく会場に到着。大学の端っこに追いやられていました。

受付で、

さとぼう

コロナ、ワクチン、海外、記録、変更。お願い。

と伝えると、予約時間前でしたが、奥さんと一緒に受付することができ、そのまま更新の列に並べました。先客は4人。一人5分くらいで終わっていたのでスムーズにいくようです。

私たちの順番になり椅子が2つ用意されていたため、奥さんと同時に申請することができました。これまたありがたい。

名前、生年月日、電話番号を伝え、パスポートと日本の接種記録を提示すればあとは待っているだけ。ほとんど会話することなく終了です。しかし!!私が先に手続きが終わったので、アプリで記録をチェックしてみても、ずっと以前の記録のままでした。そしたら・・・

「更新は2週間くらいかかるで。」

とのこと。

さとぼう

えっ・・・3日後にヨーロッパにいくから、今すぐ必要なのに・・・グスン

「unlikely(ほぼ無理)やな。日本の証明書使いー」

結局、更新の手続きは完了しましたが、来週のフィンランドへの旅行には間に合わず日本の証明書で乗り切るしかなさそうです。入国拒否されたらいやだなー。まあ、なんとかなると思います。

UWEのMBA

さて、接種会場だったUniversity of West England。とっても新しく活気あふれる大学で、Bristol Business schoolという建物が入っているではありませんか!!ビジネススクールといったらMBAが所属している学部。もしかして、MBAプログラムあるのかと調べてみると・・・

Master of Business Administration (MBA) (Full-time)

ありました!!

木で隠れてしまっていますが、ビジネススクールの建物であることがわかります。中に入ったらそれはもうとーっても綺麗な建物でした。

入学条件の英語IELTSは、overall 6.5、各科目の最低点は5.5以上(バース大学はoverall 7.0、最低は6.5)と割と低めです。

150 wordsのエッセー4つと300 wordsのエッセー1つが応募時に求められます。

そして、なんとなんと!学費めっっっっちゃ安い!

£16,250 (約270万円)

バース大学は、£37,500 (620万円)ですので、半額以下です。同じ1年制のプログラムなのにとんでもない差額ですね。

ちなみに、ブリストル大学には確かMBAプログラムはありません。


新しい発見ができたUniversity of West Englandへの旅でした。

もしワクチン証明書の更新が必要な方は、必ず早めに実施してくださいね。早期の更新はunlikelyやで!

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