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コッツウォルズへの日帰り旅行 バースから電車で10分で行けるおすすめの町

2022年4月25日

3月の中頃、奥さんと「チッペナム(Chippenham)」という可愛らしい名前の町にお出かけしてきました。

なんと有名な観光地「コッツウォルズ」の一部だとのこと。バース観光をしたついでに電車で行けてしまいますので町を紹介しますね。

バースから電車で10分

目的地のチッペナムはバース市の主要駅「Bath spa」から電車で10分のところにあり、電車も30分おきに出ているので、とてもアクセスがいいです。

そしてなんといってもあの有名なコッツウォルズの一部。

コッツウォルズで有名な場所は、バイブリーやカッスル・クームといった町(村)なのですが、アクセスが悪く、車が必要。ロンドンから日本人を相手にしたコッツウォルズのバスツアーも出ているので、多くの方はそれらを利用していると思います。

しかし!チッペナムはバースから電車で余裕で行けるのでお勧めです。電車代も往復で1人1,000円くらいです。これは日本と比べて高めの運賃。

そんなチッペナム。人口は45,000人と小さい町なのですが、なんと人口が急増中です。2000年には3万人だったのに今は1.5倍になりました。その理由は、住宅開発地域となったからのようです。イギリスの慢性的な住宅不足を解消するために国内のあちらこちらで住宅が建てられているですが、チッペナムはその筆頭のようですね。それにしても、人口1.5倍になるってすごいですね。

1クラス30人の学校だったら45人ですよ。。。あっ、でも先生も1.5倍になるから先生1人あたりの生徒数は変わらないのか。

とにかく賑やかになっている町のようです!

イギリス人は優しい

駅から町に向かっている際、スマホで道を確認していると、気前のいいおじ様がこちらに近づいてきて

「お前らセンター(町の中心部)に行きたいんか?ほな、この川をあっちに行って、あそこに駐車場が見えるやろ?そこから行ってもいいし、そのまま川をまっすぐ行って、あそこに子連れのお母さんが見えるやろ?そこから左に曲がってもええんや。あと、・・・」

町までの行き方を無限に教えてくれました

以前、ロンドンで住んでいた時、イギリス人のやさしさってあまり感じられなかったのですが、バースに住むようになり、田舎を満喫していると多くのイギリス人がとっても優しくていつも笑顔で話しかけてくれることに驚きます。

イギリス人にも言われたのですが、ロンドンはイギリスの文化を代表しているわけではなく、むしろロンドンは別世界とのことです。ロンドンに行ったからといってイギリス文化を分かった気になってはいけませんね。反省。

ちなみに、ロンドンのスーパーマーケットなどにいくと常に不機嫌でスマホをいじっている店員さんがなんとも嫌々そうにレジを打ってくれます。

バースの店員さんは「今日はいい天気やな。その商品、ワイもええと思ってたねん」などど楽しい会話までしてくれるので、ぜひイギリス旅行される際はロンドン以外の町に滞在してみてくださいね。

もちろん、バース市がおすすめです!

博物館がお勧め

さて、話をチッペナムに戻します。

私たちは旅行に行くと、その町の博物館に行くことが多いのです。

なぜか?  無料だから!! そしてその町の歴史がわかって面白いから!!

チッペナムにも無料の博物館がありました。

チッペナム博物館。どストレートなお名前です。

ここの2階がチッペナムの歴史を語っており、紀元前何千年かはここは海の底だったことや、1600年代は「チッペナムにとっていい時代ではなかった」とかいてあったり、1700年代は「チッペナムにとっていい時代ではなかった」と書いてあり、そして、1800年代は「チッペナムにとっていい時代ではなかった」とのこと。この地はいい時代がなかったのか?と疑いたくなるような自虐祭りでした。

そういうチッペナムも町として大きな発展をもたらしたのが「鉄道」。私たちがバースから乗ってきた線路は1841年に開通されて,ロンドンと大都市ブリストルをつなぐとても重要な役割を果たしていたようです。

鉄道きたー!やったー!!な記録

あとで町を散策したのですが、上記の写真に写っている鉄橋がそのまま残っていました。

これが180年も前に作られたとは・・・人間すごすぎです。人間賛歌

そのほかにも、第二次世界大戦中にこの地で莫大な募金を集めた人のお話とか、チッペナムにイングランドで2番目の富豪が住んでいたという逸話があったり、そして・・・

我々世代どストライクのゲームボーイ

なぜか、日本のゲームボーイと初代ポケモンの青が飾ってあったり。確か、ポケモン青は普通には購入できないレアものだっなーというスーパーノスタルジックな気持ちに、チッペナムにて浸ることができました。

なんやかんやで1時間以上滞在させてもらい、トイレを拝借して退散。イギリスにはトイレがどこにもないので、見つけたら必ず使いましょう。

メイン通りは賑やか マーケットが開催

博物館を出ると町に活気が出ていました。時刻は11時過ぎ。

歩行者天国となっているハイストリートは、マーケットのようになっていて、多くの日用品が売られていました。

生鮮食品も安く売っていたのですが、この日は観光で来ていたので購入を断念。

そのほかにも、結構大きめなショッピングモールがあり、スーパーマーケットの大型店や100円ショップ(ポンドランドというお店)なども存在しているので結構生活しやすそうです

バース大学のMBA学生の中には、隣町のブリストルから通っている人が3人もいますので、チッペナムから大学に通うことも余裕でできそう。車を買ってしまえば最強ですね。

さて、冒頭、コッツウォルズの一部、チッペナム!!と書きましたが、はっきり行って他のコッツウォルズの町とは少し雰囲気が違います。まず観光客はほとんどいません。現地の人たちばかりなのでとっても見ていて楽しい。

そして、きれいな小川やインスタ映えするかわいらしいお家たちといったスポットはありません。ただ、これは町を散策するとなかなかいい建物にも出会えるので、その偶然を目当てにいっても楽しいのかも。

コッツウォルズによくある、なぞの小屋。うまく写真をとればインスタでも目立ちますよ!!

町をぶらぶら歩き、お昼過ぎになったので、センターから少し離れたイタリア料理屋さんに行くことに。何気に外食するのはめちゃくちゃ久しぶりです。

14時を過ぎていましたが、お店は程よく混雑。しっかりとイタリアなまりの英語でサービスしてくれた店員さんが我々の期待値を高めます。

頼んだ料理はこちら。

ラザニア、サラダ、リゾットです。

とーってもおいしくて、普段は節約のために食べない、食後のデザートまでいただきました。

1人前のティラミス。でかー

私が超満腹だったので、デザートは1つだけにして奥さんとシェアすることに。巨大なティラミスが登場して、2つ注文していたら完全に食べられませんでした。気前がいいお店です。

そんなこんなで、15時30分には町を出て、15時40分にバースに到着。近すぎ!!

バース駅のプラットフォームからパシャリ。いい天気

いかがでしたでしょうか?

コッツウォルズのチッペナム。皆さんもバースに旅行に来た際は、ロンドンに帰る途中に寄ってみてはいかがでしょうか?

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