私費留学の私は、大学卒業と同時に働ける場所を探しておかなければなりません。
MBAランキングでも、卒業後の進路はそのランキングに大きく影響するので、大学側も学生の卒業後のキャリア形成には力を入れています。
バース大学でもなかなか手厚いサービスが受けられますので、私費留学の方の参考になるよう実体験と既存の情報をまとめますね。
最近の実績
まずは、最近の実績を見てみましょう。
以下のURLに卒業後の進路先などがまとめられています。
Full-time MBA career development
2019-2020年の卒業生は、
- 業界の変更に成功!:43%
- 役職変更に成功!:39%
- 働く国の変更に成功!:30%
となっていました。私はすべてを満たしたいと思っているので、バース大学大学は高らかに成果を誇示していますが、実際は難しそうですね。。。3人に1人しか働く国の変更ができていないのです。
卒業3か月後の進路は、
- 製造業・製薬:26%
- 防衛・エネルギー:13%
- 銀行・金融:9%
- コンサルタント・専門サービス:9%
- IT:9%
- 高等教育・公共機関:9%
などなどです。結構バラバラの進路で、MBA = コンサルタントというイメージでしたが、4人くらいしかいないのですね。
さて、卒業後の就職先の国ランキングは、
- イギリス:30%
- 東アジア:30%
- 東南アジア:22%
- 南アジア:4%
などなどです。イギリスがトップ!やったー!
イギリスでの就職先がトップなのは私にとって朗報ですが、卒業3か月後の調査なので、おそらくインターンをカウントしており、インターンであればイギリスに残ることも就職先を探すよりは難しくないかと。
ただ、この年の卒業生は卒業後半年しかイギリスにいられないVISAだったので、それでもイギリスに残っている人は結構多かったようですね。
気になる就職先の例は、
- BNP Paribas(銀行)
- Exxonmobil(石油)
- Mars Inc.(製造業)
- Perrigo(製薬)
- PwC(コンサル)
- Texas State University(行政)
- Vendigital(コンサル)
- World Benchmarking(なぞ)
あんまり知らない・・・
これでも、40~50人のうちの8人の進路しか公開されておらず、それ以外の学生の就職先はもっとマイナーであることが予想されるので、卒業生は、超有名な大企業!には就職していないのかもしれません。
英紙エコノミストによる卒業後の平均年収は、
£70,892 (約1,060万)
とされています。ホントかなー?私がキャリアチームからもらった情報と違う・・・
専用のキャリアサポート・チーム
バース大学MBAには、MBA専用のキャリアチームに3名雇われており、キャリアのイベントや学生のキャリア相談、CV添削などをしてくれます。学生は40人くらいいるのですが、社費できている人や現地就職に興味ない学生もいるので、このチームと深く関わるのは、20名程度。
1対1の30分の面談をいつでも申し込めるのですが、結構空きがあり争奪戦にはなっていません。
毎週水曜日はキャリアの日
必修科目や自習期間中は、毎週水曜日がキャリアの日として割り当てられており、CVの書き方やゲストを招いてのレクチャーなど就職に関することで多くの講義が開催されています。
これらの講義は1.5~3時間程度と授業に比べて短いのですが、使用したスライドが共有されるので、あとから見返しり、その資料を参考に自分の就職先に提出する書類を作成できるので便利です。
たとえば、入学当初にあった講義は、イギリスの就職事情とったネットではたどり着けないような情報だったのでとても参考になりました。
水曜日の講義は、私のように会社を辞めて大学に来ている学生には重要な授業なのですが、社費で来ている人には一切関係ないので、彼らにとって水曜日は遊ぶ日です。なんかもったいない気もするのですが、会社が授業料払ってくれてるなら関係ないか!水曜日のインスタには、お出かけ報告がクラスメイトからアップされます。楽しそう!
直近の日本人卒業生は社費留学の方
最近MBAのキャリアチームと面談をした際、日本人の就職可能性を聞きたかったのですが、担当者の知る最近の卒業生は社費留学の方だったためそのまま会社に戻り、日本人が就職できたという事例は知らないとのこと。残念!
最近、就活同盟を結んだクラスメイト達(私を含む)は現在進行しているプロジェクトや次の日曜日に締め切るが迫った課題で忙しく、ほとんどの会話が課題で持ち切りで全然就活に手を回せていません。
私も課題の話をしていると、自分が仕上げたと思ったものにミスを見つけたり、自分のレポートの構成が分かりにくいことに気が付けたりといいことばかりです。来週からはしっかりとキャリアに専念せねば!
公表されているデータでは、決してイギリス就職の可能性が高いとは言えませんが、大学選びの参考になりますと幸いです。
就職先が見つからなくてもイギリスに残る方法はたくさんありますので、あまり悲観的になる必要はなさそうですね。