先週の火曜日(2022年2月22日)、人生初のウィンブルドンに行ってきました。
ウィンブルドンと言えばテニス。もちろん観戦に・・・ではなく、MBAプログラムの一環としてウィンブルドンがどのように経営してるのかを学びました。
閉鎖されている会場をわざわざ我々のために開けてくれいろいろと教えてもらいましたのでテニス好きの方はバース大学のMBAの受験を考えてみてもいいかもしれませんね笑
バースからバスで3時間 参加者は半数
今回の訪問はMBAの授業の一環として行なわれましたので、大学がバースからウィンブルドン(ロンドン)までの貸し切りバスを無料で手配してくれます。無料といっても超高額な授業料にしっかりと含まれているのですが・・・
3週間前に第2期の必修授業が終了し、この週は自習期間として定められていました。自習といっても旅行に行きまくる学生や遊びまくる学生もいるので、このプログラムに参加したのは半数の20人程度。
余談ですが、授業が進むにつれてプログラムに必ず参加する人は10人程度、ある程度参加する学生は20人程度、あんまり参加しない・ほとんど大学に来ない学生が5人程度で、MBAのプログラムが始まった当初に比べると教室がだいぶスカスカになってきました。
この前の授業は私を含めて4人しか来なかったので、質問し放題なとてもいい環境。みんなどこで何してるんだろう?
本格営業は2週間
ウィンブルドンに到着してからは、現地の職員の方にウィンブルドンの経営や歴史、ブランドなどについて教えてもらいました。
私はテニスを含めてスポーツに全く興味がないので知らなかったのですが、ウィンブルドンは年間で2週間しかシーズンがなく、その期間にほぼ1年分の利益を稼いでしまうのだとか。
その2週間では多くの臨時スタッフを雇い、大量の食品やアルコールを仕入れどんどんと売りさばくのです。
ちなみに、2020年はコロナの影響でトーナメントの開催を断念、つまり売上0となってしまったのですが、危機管理の一環として保険に入っており何とかなったのだとか。補償額は公表されていません。
ウィンブルドンにもブランドがあります。ウィンブルドンとして使う色は緑と紫。緑は芝や自然の表す色のことのようですが、なんと紫を使う理由はスタッフの人でもわからないのだとか。1900年代の始めに当時のウィンブルドンの人が紫を企業カラーにしたことまでは判明しているのてすが、なぜ紫なのかはわからないのだとか。それでも伝統沿って紫も企業カラーとして使い続けている、とおっしゃっていました。
芝のコート + 白いユニフォーム + テニス = ウィンブルドン
ウィンブルドンのブランドの一つとして、選手がプレーしている写真を見れば一目でウィンブルドンか違う会場かを見分けられるとのこと。
それは、芝のコートで白いユニフォームを着てテニスをしている写真はほぼウィンブルドンの会場を使っていることがわかるにようにブランディングをしているのです。
テニスにまったく興味がない私でも写真を一目見るだけで
これはウィンブルドンっスね!ドヤァァ
と知ったかぶりをできるようになりました。
コートもいくつか見学されせもらい、残念ながらメインのセンターコートは入れませんでしたが、第一コートに入らせてもらい収容人数や設計、歴史などのレクチャーを受けました。もともと第一コートとセンターコートは隣接していたのですが、お互いの会場からの歓声がうるさいので、少し離した場所に作り直したのだとか。
「へぇ~」が止まりません。
ミュージアムを貸し切り見学
この日は一般公開していない日でしたが、ウィンブルドンの方がわざわざバース大学MBAのために敷地内に併設されているミュージアムを開けてくれました。
なかにはテニスの歴史が詰まっており、そもそもウィンブルドンの大会の発祥は19世紀後半にロンドンに住む紳士たちが何か大会を開こうとしたのがきっかけで、なんとテニスではなく、〇〇が初めのスポーツだったのです。
皆さんはこの〇〇のスポーツをご存知でしょうか?
競馬ですの?
違います。正解はクロッケー(croquet)。
知りませんわ(軽ギレ)
クリケットではなく、ゲートボールの発祥となったヨーロッパで伝統のあるスポーツのようです。
MBAのプログラムらしく、ウィンブルドンを一つの企業として訪問し、普段入ることのできない、閑散として会場を経験できました。
訪問後はクラスメイトもテンションがあがり、
今年は絶対に観戦したいで
お前も奥さん連れて絶対に来ないといかんな
と観戦を勧めてくれました。
私は奥さんと話し合った結果、
お話ありがとうございます。わたくし興味ございませんので。
同じく
となりましたとさ。