先週の金曜日に個人特性の授業をうけ、無料の診断ができることを紹介しました。
2021年のMBA出願前に、自己分析の一貫として自分の長所を探すツールを利用していました。この結果は、MBAの出願だけでなく、就活にも間違いなく利用できますし、ただ単に受けて見るだけでも自分で気づかなかった強みがでてくるので、どんな人にもお勧めです。
その名は「ストレングス・ファインダー」
自己分析を助けてくれるが、以下の本。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
企業の従業員教育でも使われています。
この本には、IDコードが含まれており、それをPCやスマホで入力することで1回だけテストが受けられます。以前紹介した無料のものよりも圧倒的な質問量で、すべて回答するには30分位かかってしまいます。
ですが、その分個人の特性にあった結論を出してくれ、例えば「公平性」という要素がもっとも高い場合でも、その詳細の解説は受けた人によって異なります。私は、奥さんと一緒に受けてみて、同じ要素が上位にあって解説されていたのですが、説明内容が全然違いました。
より精度の高い自己分析ツールとして位置づけられますね。
購入されるときは、絶対に中古は買わないでください!すでにIDコードが利用されていると目も当てられない浪費になってしまいますので、必ず新品の書籍を購入しそのIDを利用しましょう。
ストレングス・ファインダーの良いところ
なんといってもその結果の精度の高さ。
この分析は、34個の強みの要素を1位~34位までランク付けしてくれ、その34個の要素は「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」の4つの分類のいづれかに属しており、全体を通してどの分類の特性が上位を占めているのかを表示してくれます。
例えば、影響力に分類された要素(競争性、自我、社交性など)が10位以内に5つ以上入っていれば、影響力がある人と分析できるのです。
これはカラーでわかりやすく表示してくれるので、なんだか見ていても楽しい!
ちなみに、私は「実行力」が強みと判定されました。正直、慎重な性格でリスクを冒さないタイプだと思っていたので、初めは意外に感じていたのですが・・・
次のいいところとして、トップ10位の特性について、その個人に合わせた強みの解説を1つずつしてくれます。1位~5位はA4で1.5ページ、6位~10位は1ページ弱の解説量でかなりのボリュームがあります。
そして、ここの解説が受けた人ごとに異なるので面白いのです。内容を読んでみると意識できていた強みはもちろん記載されていますし、なんとなくそのようにしてきたなーという具体的に意識していなかった経験や考え方を改めて文書化して示してくれるので、とてもおもしろいのです。
例えば、私の1位の強みは「調和性」なのですが、その解説に「多くの場合、あなたは、 対立や意見の不一致を避けたいと心から願っています。」と決して自覚していたわけではないのに、
言われてみれば全くそのとおり!
という指摘が大量にあって、びっくりです。ストレングス・ファインダーは私のコトを私よりも知っているのかもしれません。。。
なぜ良いのか? -活用方法-
自分の強みがわかるとなぜ良いのか?
日本の新卒採用の就活では、単純に強みとして書くことができるからです。
MBAのPersonal statementでも、自分の強みとして ストレングス・ファインダー の結果を示し、その具体的なエピソードを導入する手がかりとして利用できます。私の場合、「調和性」がもっとも強い特性ですので、ここに強みがありと明記し、それは、○○のチーム内で○○のときに発揮した、といったように利用しました。
自分自身が感じている強みが出てくるので、その特性をベースにしたエピソードは結構簡単に思いつくのです。
就活でも、面接時に強みを使ったエピソードトークに簡単に繋げられますね。
その他、ただの興味で受けてみるのもとても楽しい。
自分の長所を文字として認識することで、それを伸ばそうとする行動が無意識で増え、結果的にアウトプットの質が上がっていくというもの。そもそもこの試験は、弱みを改善するのではなく、個人に備わっている強みをどんどん活用して人生を豊かにしていこうぜ!というコンセプトなので、受けて見るだけでもなかなか価値のあるものなのです。
自分の新しい側面に気がつくことができれば、また新しい行動が生まれるかもしれません。私は、自分ではまったく持っていないと思っていた「実行力」が一番の強みとして客観的に評価されてから、行動することへの躊躇が減ってきました。そのため会社を辞めてMBAに進学することも「今までの慎重派な自分のルールに沿っていない」という違和感を感じるどころか、「実行力があるから、MBAに行きたいって思うのかー」と妙に納得できるマインドセットになりました。
悪いところ
料金が2段階制で、全ての結果を見るには追加料金を支払わなければなりません。
本に付属しているIDだけでは、トップ5の特性しか教えてくれず、残りの6位~34位の特性を見るには、追加料金4,400円くらいを払わなければなりません・・・(結構高い・・・)
ですが、私は迷わず購入して、すべての特性の順位を明らかにしました。なぜならば、何が最下位だったのかを知りたかったからです。そして最下位の解説はありませんが、なぜそれが最下位になっかのかは完全に納得できるものでした。
自己分析を助けてくれる「ストレングス・ファインダー」。いかがでしたでしょうか?
なかなか客観的に自分を知る機会はないと思いますので、是非1度試してみてはいかがでしょうか?
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0