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GMATの算数50点を取るためにしたこと ※有料のセミナー等は必要なし

2022年1月17日

バース大学はGMAT不要で有名な(?)大学です。(ブログ:バース大学MBAはGMAT不要(2021年10月14日))

それにも関わらず世界MBA top100ランキングにたまに入ったりしているので、GMATを挫折した学生にはいい候補です。実際に今年のクラスメイトでGMATを「成功したで!」という人はおらずGMTAがダメだったから、もしくは受けたくないから、バース大学に来た人もいます。

そうは言っても、私はGMATを勉強し、算数(Math)は50点まで取れましたので、その方法を紹介します。

理系は圧倒的に有利

GMATは主にVerval(英語での国語) と Math(算数)の2科目が重要とされており、この2科目の得点の掛け合わせで総合点が議論されます。

ですので、算数だけで来ても、国語ができなければ何ら意味がないのです。私の国語の点数は、100人中99位レベルで、ほぼ最低点だったので、算数の点数がよくてもGMATとしてはスコアが低く、GMATが必要なイギリスのMBAを諦めたのです。(マンチェスター大学)

さて、私がGMATに費やした期間はおよそ4ヶ月。このとき、フルタイムで働いておりそのうちの1ヶ月は結構残業していました。

算数1.5ヶ月、国語2.5ヶ月くらいです。(国語は点数が悪かったので期間は全く参考になりませんね汗)

ここで、Mathのことを数学ではなく算数と呼ぶんでいるには理由があります。問題を解くための知識は基本的に高校2年生くらいまでに習うことだけでいいので、大学などで習う「数学」と呼ぶには簡単すぎるので、小学生の時に親しんだ「算数」としています。こちらのほうが簡単そうな印象にもなりますしね。

理系の皆さんは、がっつりと数学を使って大学受験していますし、大学入学後も、微分積分の応用や線形代数学なども大学1年で習っていると思いますので、計算や論理的な考え方に問題はないはず。

また、中学生レベルですが、2次関数の展開の公式や1次方程式のグラフなど完全に理解していると思いますし、もし忘れていても一度解説を読めばすぐに思い出しますので、知識については全く問題ありません。

ですので、理系であるだけでGMATの算数の勉強は、ひたすら問題を解いていくだけで十分です。

チャリティ・ショップに行ってみたらたくさんの本が売っていました。アナログ人間の私には嬉しい。

過去問を解こう!

私がGMATで50点を取った勉強方法はただ一つ。

公式の過去問題集を買ってひたすら解いていくことです。そして解けなかった問題はメモしておいて後日にとき直し。受験勉強の時と同じですね。

私が使った問題集はこちら。もしMBA受験を考えていてまだ買っていない人がいたらすぐに買うことをお勧めします。結局GMATを受験するならこの問題集は必須レベルに重要ですので。

(私は2020年版を購入しました。購入は上記の最新版がいいと思います。)

この過去問は、算数だけでなく、全ての科目の練習問題が含まれており、またシリアルナンバーが付いてきて、それを使ってオンラインでも同じ問題を解くことができます。オンライン学習は、国語の勉強に役立ちました。(何度も言いますが、国語の点数は壊滅的だったのでご参考にならないと思います)

オンライン学習用のシリアルナンバーは入力後1年間有効だったと記憶しておりますので、オンラインの機能をフルに活用したい場合は、決して中古のものは買わないようにご注意ください

私は、算数で51点中50点しか取れなかったので、満点を目指す方は、以下の算数の難しい問題だけに特化した問題集を解くのがいいのではないでしょうか?

算数でも英語の壁が立ちはだかる

いくら理系に理があるといっても、私達が習ってきた知識は日本語ですので、それを英語として覚え直すことが最も苦戦する点です。

とにかく英語の文章の意味がわからないと解けません。特に初めのうちは、GMAT特有の問題形式である「Data Sufficiency」でその回答の意味を理解するのに苦労しました。

ですが、問題を解いていけばData Sufficiency の意味も実例とともに理解できるようになるので、やはり英語の問題分を正確に理解できるようになることが肝要です。

一つ一つ辞書で意味を調べ、1歩ずつ前進していきましょう。

オンライン学習も有効

上記で紹介した公式問題集の他に、オンラインの学習ツールも利用していました。

それは、「Magoosh」というアメリカ発の教材で、多数の問題が用意されており、動画での解説がすべての問題に備わっています。

Magoosh GMAT 

よく問題集を解いていると、解説を呼んでも理解できないことがあると思いますが、この動画での解説は学生が混乱しやすい部分もしっかりと説明してくれるので、問題集の解説よりも何倍も理解しやすいです。

1年間のアクセスが有効で、算数と国語の問題込みで、$249です。巷の「GMAT塾」よりも格安なはず!有効期限があるのと解説はすべて英語なのでご注意ください!

解いた問題の正解・不正解を記録してくれ、今までの正答率がGMATだとどのくらいのスコアなのかも表示してくれモチベーションが上がります。不正解の問題だけ10問解く、ということも空いた時間にできてしまいます。テクノロジーって素晴らしい!

私は、算数の問題は前述の問題集とこのMagooshのすべてを解きました。


結果を残せなかったGMATですが、理系の方でこれから受験を考えている方の参考になれば幸いです。

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