MBA

人材管理の授業 ハラスメントと個人特性

2022年1月15日

金曜日(2022年1月15日)は、必修科目である人材管理(Managing people)の授業でした。

予習の内容では、セクハラの判断や内向的・外交的の違いなどなかなか授業の主題がわからないものだったのですが、総じて、人の特性に焦点を当てたソーシャル・サイエンスを勉強していくようです。

未知の分野なので、これまた楽しい。

個人の特性を4つの項目から評価

始めに行ったのは、オンラインで70個くらいの簡単な質問に答え、自分がどのような特性をもっているのか診断すること。

以下のウェブサイトで無料でできます。(英語です)

Personality Type Indicator

(別のサイトですが、日本語版もありました!無料性格診断テスト

4つの要素は、

  • 内向的 or 外交的
  • 感覚型 or 直観型
  • 思考型 or 感情型
  • 判断型 or 知覚型

で、それぞれがどちらに偏っているのかを診断してくれ、それぞれの項目ついてどのくらい(何%)その傾向が強いかも示してくれます。全部で16通りの結果が出ますね。

この診断方法は、Myers–Briggs Type Indicatorと言って、世界的に有名なテストのようです。

私の結果は世界で最も多い分類の診断結果となりました(Amazonの創始者ジェフ・ベゾスと一緒です!)。そしてもちろん、内向的です。

よく私のことを気にかけてキャリアの相談などをしてくれるクラスメイトと話したところ、彼女も内向的でした。

さとぼう

意外っスね。よく話しているところを見ていたから外交的だと思ってたっス。

MBA学生

はぁ?ワイのどこが外交的やねん!?根っからの内向的人間や!診断結果も内向的度66%もあるんやで!

さとぼう

なるほど。それなら、やっぱり自分からみたら外交的っスね。自分、内向的度88%っスから・・・22%も自分より外交的っス!

MBA学生

マジか!プププ

シャイ(shyness)と内向的(introvert)は別物とTEDを通じて習いましたが、私はどっちも持ち合わせていますので関係ないかなー。

Shyness is about fear of social judgment. (シャイってもんは、社会からの評価への恐れだぜ!)

Introversion is more about, how do you respond to stimulation, including social stimulation. (内向的ってやつは、社会からの刺激にどう対応するかってことなんだぜぇー)

セクハラとはどう決まるのか?

もう一つの学習要素は、セクハラ。

会社ではセクハラのe-learningを受けたことがあったものの、まったく興味がなかったので改めて面と向かって考えて見ると、どこからがセクハラで、どこまでがセクハラでないのか判断がむずかしい。。。

研修では、被害者がセクハラだと感じた時点でセクハラと認定され、加害者の意図的・非意図的は関係ないと習ったと覚えていたのですが・・・

以下、ケーススタディの概要:

ある大学教授(36歳、女性)が生徒(45歳くらい、男性)からクラスメイトの前で過度な体の接触を受け、教授は不快に感じその場で簡単に注意したのですが、このケースを大学に報告するか否かというもの。この教授は、人権やセクハラの専門化で、大学に永久在職できる面接を控えており、セクハラを報告したほうがその面接にプラスになるのかどうか、はたまた逆効果なのか、ということばかり気にしてきます。男性は、わざと接触したのか、どうかはわかりません。

クラスは、私のように被害者がセクハラと感じればセクハラであるとする意見と、加害者側が故意だったのかという聞き取りなどをしてから判断すべきという意見とに真っ二つに別れました

結局は、後者の総合的に判断するほうがいいのではないか、という方向性に固まりましたが、なんとなく納得しにくい雰囲気が。最後に教授から、

バースおやじ

なぜ、セクハラは定義が難しいんやろか?

という本質を突いた質問があり、結局セクハラって難しいね!ということで終了。

このことを奥さんに話してみると、

奥さん

え?そのご意見、賛成いたしかねますわ。かのようなことをされたら、過剰反応の冤罪ばかりになってしまいます。

と理外の説教をいただきました。

最終日のグループプレゼンに向けて

この授業は、最終日にグループで15分間プレゼンテーションを行い、それが100%の評価対象になります。

ですので、論文などを書く必要はなく、1回のプレゼンですべて終わってしまうので楽といえば楽。

今まで長期に渡るグループ・ワークはMBAの運営側がグループを決めていましたが、今回は教授の意向でクラスメイトが自分たちでグループを構成できるということを朝にアナウンスしてくれ、夕方にグループを決めてね!とのこと。

さとぼう

最悪・・・ぼっちになったらどうしよう・・・ガクガクブルブル

と震え上がっていたのですが、その後の休憩時間に、

MBA学生

お前、グループ決まったか?一緒にやらへん?にっぼーーん!

と、日本大好きなクラスメイトが誘ってくれました。圧倒的僥倖。彼はもともと日本企業を相手に働いており、自ら日本好きと称してよく日本の文化などを聞いてきてくれます。

その後、無事に5人のメンバーが集まり(全部この日本大好きクラスメイトが集めてくれました)、分析する企業は、日本の大手自動車会社に!笑 そこまで日本好き!?

幸い、他のメンバーは、韓国、台湾、中国からのおとなしいメンバーだったので反対意見はなくうまく行きました。(シャイ・ガイ2人を含む。)

シャイガイの記事はこちら:シャイ・ガイの集い(2021年11月18日)

ちなみに、グループへのお誘いは他にも2つのグループから声をかけてもらい、残念ながらお断りしたのですが、私の存在がMBAのクラスメイトに知られていてとても嬉しかったです。

お断りする代わりに、この日休んでしまった、仲のいい韓国からの学生をぜひ捕まえたほうがいいよ、お勧めしたのですがかれは既にほかのグループに取られてしまっていました。この韓国からの学生はシャイ・ガイのメンバーでありながら、めちゃくちゃ優秀で、最近その優秀さがクラスメイトに認識され始めたので1番人気なのです。すごい!

夜のバース大学。明かりが少なくてちょっと怖いです。

まだまだ授業の趣旨を掴みきれてきませんが、無事にグループに入ることができて何よりです。

MBAの授業の詳細でした。これからMBAや留学を目指す人が少しでも合格後の姿をイメージできれば幸いです。

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