生活

私費留学生の生活費 学費から家賃、生活費等の実情を公開

2022年1月6日

バース大学に通い出して3ヶ月が経過しました。

私費留学生の悩みの一つとして、資金の問題があります。

授業料は明確に定まっているので計算できますが、生活費は家族構成、生活環境、地域によって大きく異なり正確な算出ができないので見積もるのがなかなか大変。

今回は、私の生活費を共有しますね。私費留学の方には留学までに必要な資金計算などに役立ちます。また、資金が限られているワーキングホリデーの方にも参考になりますので是非最後までお付き合いください。

全体の費用概算のブログはこちら(バース大学MBA留学にかかる費用

基本的に日本よりも高額

日本とイギリスでそもそも物価が違うので仕方がないことなのですが、基本的にイギリスでモノを購入する方が、日本よりも高額になります。

£1=150~155円くらいの為替レートですが、スーパーでの買い物は£1=100円くらいの気持ちに切り替えないとモノをストレスなく買えません。

コンビニで買うコーラ(500ml)は、£1.5なので、日本の1.5倍くらいですね。

一方でじゃがいもや人参、レタス、ブルーベリーなど、果物・野菜類は日本よりも安くまたは同等の価格で買うことができます。

レストランはもっと割高で、2倍弱くらい。1人3,000円~6,0000円。500円ランチなどはなく、日本でコスパ高くたべられる大学の食堂ですら1食750円くらいしていまいます。

バスのチケットも結構高く、バース市の片道チケットは£2.2(330円)、1日乗り放題チケットは£4.3(650円)しますので通学費でもバカにならないお値段。

家賃は超高額

イギリスは、生活でもっとも家賃が高い国の一つ。特にロンドンの家賃はべらぼうに高く毎年価格が上昇し続けていることはとても有名なお話。

バースは田舎街なのですが、観光地かつイギリス人のリタイア世代の移住先として有名なため、他の田舎と比べても家賃はお高いです。

バース大学が提供する寮(1人ぐらし、キッチン共同)は月£600~£800(9万~12万)します。

私は、奥さんと2人ぐらしでプライベートの賃貸に住んでいますが、家賃は月20万円を超えています。。。それに加えて、光熱費などがかかってくるので、しっかりと資金をためていなのと留学はとってもひもじいものになってしまいます。というか、収入があった日本での社会人時代よりも高い家賃の家に住むなんて・・・

バースは不動産市場がとっても過熱していて、選べるアパートがそもそも全くないので、賃貸価格も他の街よりも高いのです。

こんなに綺麗な街に住めるのだから高い家賃も納得です。

モバイルインターネットは格安

スマホの契約料金が、日本と比べて圧倒的に安いのでこの点はスマホヘビーユーザーにはとっても嬉しい点です。というか、日本の料金体系が世界的に見ても高すぎるんでしたよね。

目安として、月10GBで1,500円(電話かけ放題、SMSし放題)。日本で大きく宣伝しているあの楽天モバイルは、月2GBで1,628円(電話10分まで無料、2年目から3,278円)と5倍から10倍もしくはそれ以上の割高です。

Simフリーで簡単に契約できますし、ヨーロッパ旅行をしても追加料金なしで使えることが多いので、とってもお得に感じます。

一方で、自宅に引くインターネットは、企業によってまちまち。私の家は、最大150Mbpsで月7,000円してしまうので高いです。バースは田舎なので、インターネット会社の選択肢がほとんどなく、顧客は高い料金を払わなければなりません。一方で、ロンドンはとっても競争の激しい地域ですので、半額くらいで契約できていました

駐在員で、日本人向けのインターネット開通サービスを利用している人がいましたが、超割高ですので自分でイギリスのインターネット会社と契約することをお勧めします。

安く済ませるには自炊、お弁当、水筒の3点セット

イギリスは、なにかのサービスを受けるもの(レストランなど)は、価格が高くなりがちですので、それを避けることで生活費(特に食費)を安く抑える事ができます。

ワーキングホリデーや学生の方も、スーパーをうまく活用してこの3点セットの利用を是非お勧めしたいところです。駐在員時代のイギリス人職員や、バース大学の教授、学生も多くがお弁当と水筒を持参し、大学や職場で買うものはコーヒーくらいとしています。

リュックで大学に通っている人はその脇に水筒がくっついているのでイギリスで学生っぽい人を見つけたら観察してみてくださいね。

私は、バースに来てからエスプレッソマシーンを中古で購入し、毎日タンブラー500ml満パンに入れて大学に持っていきコーヒー代も節約しています。またペットボトルにも水を入れて持っていっています。マジ貧乏学生!!

駐在員はお金持ちの人が多いので、こういうリアルな生活様式はイギリス駐在ブログではなかなか触れられない点ですね(そもそもそういう生活水準ではないので当たり前)。ちなみに私の駐妻員自体の給料は、かなり安めの部類でしたので、駐妻ブログの○○行ってみた系はあんまり真似できなかったという苦い思い出が・・・(さすがに今の私費留学よりは楽でしたが。)

一方で、社費留学生様は、家賃を会社が払い、しかも給料までもらえてしまうので、私達貧乏学生とは天と地の差の優雅な生活を楽しまわれておられまする。

まとめると40万/月

1ヶ月の生活にかかる費用は以下のとおり。

  • 家賃:大体£1,000~ £1,500/月(15万~23万円)
  • 光熱費:£100~£150/月(1.5万~2.3万円)
  • 通信費:£65/月(1万円):自宅のネットとスマホ2台分
  • 食費(自炊):£350(5万円)
  • 食費(外食:大学での昼食やカフェを含む):£130(2万円)
  • 生活雑貨:£50(7,500円)
  • 交通費:£80(12,000円)
  • その他(服やイベント参加費など色々):£250

大体多くて£2500くらい(約40万円)かかっています。

その他にかかる費用は以下のとおり。

  • 家具:£1,500/年(23万円):バースは9割の賃貸が家具なしのアパートです(不動産屋さんから聞きました)
  • テレビ契約料:£159/年(24,000円)
  • カウンシルタックス(住民税):学生は免除!

私はお酒を辞めており、パブに行くことが激減していますし、ビールを買うこともありませんので、もしお酒が好きな方ならもっともっとお金がかかりますね。


せこせこ貯めた資金がどんどん減っていくのはとても心苦しいですが、せっかくのイギリス生活なので、たまには贅沢を楽しみたいところです。

これから私費留学する人やワーキングホリデーでの渡英を目指している人の参考になれば幸いです。

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