MBA 出願

MBA申し込みタイムライン 実体験に基づいた最短ルート

2022年1月1日

大晦日は、まだクリスマスの雰囲気が残っており半分くらいのお店が空いているものの、人の数は少なく静かな町並みだったバース。

年が変わる前後の時間には、色々な場所で花火が打ち上がります。

さて、今回はMBAへ応募するスケジュールを紹介しようと思います。といっても私のケースは締め切りギリギリという日本人のちゃんとしている人達とは真逆の体験記。ワースト・ケース・シナリオとしてご参考いただければ

申し込み締切りは、6月または7月末

まずはデッドラインを確認しましょう!コレをすぎると絶対に申し込みできなくなるので!

MBAの申し込みの締切は大学によって異なりますが、大まかには授業が開始する年の6月から7月。

ただし、大学によっては、定員に達して時点で申し込みを締め切るところもあれば、設定してある締切まで合格者を制限して6月・7月でも申し込みできるような大学があります。

いずれにせよ、早めに申し込みをするのが正解。

私が受けようかなーと思っていたイギリスのMBA5校くらいはすべて締め切りまで満員とせず、募集してくれていました。マンチェスター大学にいたっては、申し込み開始当初「今年は通常よりも多くの応募がある」とわざわざ脅しのメールまでくれたのですが、結局最終締め切りを延長していました(定員に達しなかったのかな?)。先がどうなるかは読めません。

実際の日程

私のMBAへの申請時期や準備を始めた時期などは以下のとおりです。

~1月IELTS→ over all 6.5でとりあえず諦め。
2月~4月GAMT準備、大学候補をネットで探す。定時退社で勉強時間確保!
4月末推薦状のお願い(大学の教授など)
5月GMAT受験→挫折。GAMT不要の大学に絞ることに(マンチェスター大学を諦める)
6月CV、志望動機、大学から課せれたエッセーの作成。大学・大学院時代の成績の取り寄せ
7月5日バース大学申し込み
7月15日MBAの運営と面接
7月25日合格通知、翌日から退社手続
8月12日英語の補講開始(オンラインなので日本から参加)
8月16日 VISA申請(大学からの申請番号をまっていたのとVISAセンターの空きがなかったので遅くなりました)
9月16日渡英、当日にVISAを受け取り

今見ると、「6月」までにやったことは、通常のMBA受験生が受験する1年前の「6月」までに済ませていることですね。

4月くらいまでは、本気でこの年にMBAに行くつもりはなく燻っていたのだと思います。以下は燻りMBAのご参考。

ブログ:燻りMBA志願者

MBAを本気で目指す前から、IELTSの勉強を始めていました。きっかけは、TOEICで860点以上を取り、TOEICよりもレベルが高く実用的な英語の試験を探していたら、IETLSはイギリス英語に特化した試験と知り、単語集を買ったことです。効果的な学習の仕方は以下のブログをご参考ください。

ブログ:IELTSの単語

GMATの準備を丸々3ヶ月したのですが、算数の問題は50点(51点満点)を取れたものの、英語での国語が100人中98位くらいダメダメだったので総合点はどこの大学にも応募できないものでした。ですので、GMATが不要なイギリスの大学「バース大学」と「リーズ大学」は救いの女神なのです。

大学および大学院時代の成績はどのMBAへの応募でも必要になりますので、早めに、そして多めに取り寄せましょう。手続きを始めてから受け取りまで数週間~1ヶ月かかるので応募の時にまだ手元にない、なんてことは避けましょうね。

バース大学、リーズ大学ともに、大学時代のGPA3.0以上を入学条件にしています。しかし、私のGPAは2.4。全然基準に達していません。なのに合格できました。ここにはからくりが。実は最終学歴である大学院時代のGPAがちょうど3.0だったのです。明らかに「大学でのGPA3.0以上」という条件をクリアできていないのですが、他の部分で配慮してもらえる事実があるようです。

イギリスに着いた9月の写真。半年前まではMBAに合格できるなんて夢物語でした。

ちなみに、全ての勉強・申請において、巷の「塾」は利用していません。IETLSも独学、GMATも独学(結果はダメでしたが)、志望動機やエッセーの書き方もネットに乗っていたサンプルを分析して見習っただけです。

塾を利用しなくても、世界MBAランキングtop100に入っている大学(バース大学、リーズ大学)には合格できましたので、塾はMBAに合格する必須条件ではありません。合格までの近道(?)なのでしょうね。私費留学の方にはとても助かる事実です。


改めて自分のタイムラインを見直してみると、準備の完了が1年遅いです。

一方で、このスケジュールでも合格し、9月末からイギリスでMBAの学習をスタートできるのも事実ですので(その分めちゃくちゃ大変ですが)、みなさんもワースト・ケースとして記憶の片隅においていただければ幸いです。

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