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リーダーシップ 独自の理論を創造せよ 試験がないMBAの成績評価

2021年12月18日

金曜日(2021年12月17日)、1週間続いたリーダーシップの授業が終わりました。

最後の日は、午前中だけの授業で午後は完全フリー。そのまま帰ってもいいですし、教授が17時まで教室に待機してくれていたので大学に残って好きな時にレポートの内容について相談できました。

今までとは全く違うタイプの授業でとても疲れましたが一番実りの多い授業でした。

独自のリーダーシップのタイプ作成

朝イチは、月曜日から木曜日までに学んだことを活かし、グループに分かれて独自のリーダーシップモデルを作り上げるグループ・ワークから。

私達のグループは、リーダーそのものが「自分らしさ」を認識し、その上で「Learning(学ぶ)」「Evaluate(評価)」「Apply(適用)」「Feedback(反省)」の4つを順番に行いながら、内部・外部と連携していくコンセプトで、それぞれの頭文字をとって「LEAF」モデルなるものを考案。

他のクラスメイトに対してプレゼンをし、教授から

バースおやじ

ええやん

かなりいい評価をもらいました。後から教授に聞いたのですが、各グループが作ったモデルのうちいつくかは素晴らしいものがあり、LEAFモデルもそのうちの一つだったのだとか。

さとぼう

褒められるとうれしい・・・モジモジ

この教授は確実に褒めて伸ばすタイプです。大人になると褒められることが少なくなるので効果絶大です。

他のグループは、「ペンタゴン・モデル(5角形モデル)」を考案し、これもとてもおもしろいものでした。

総合してこの授業は役に立ちそうなものなのに、なぜ必修ではなく選択授業なのだろう?

試験はなし!論文を2つ書こう

この授業は、というかバースMBAの授業のすべてで試験がないとしています。ですので、リーダーシップの成績評価は、1月7日までに提出する論文2種類ですべてが決まります

授業の出席や授業中の発言などは全く成績に考慮されません

1つの論文は、「授業で習ったことの考察」で、数あるグループ・ワークの中から最も関心を惹かれ、自分のためになると感じたものを、その理由や洞察を加えて執筆します。

文字制限は、1,000字前後。英語試験IELTSの長文英作文(task 2)が250語ですので、その4倍の文章量です。

授業中、各セッションが終わるごとにその内容のリフレクションという形で、学習したことや考察をメモする時間を頻繁に取ってくれていましたので、それらを一つのテーマとしてまとめればそれほど大変なものではなさそうです。

リーダーとチームメンバーの心理的安全というテーマで書いてみようと思います。

もう一つは、授業で習った内容を実際に仕事で経験したリーダーシップの場面に当てはめて、実勢的な使い方をまとめるというもの。

今までの上司がどのようなリーダーシップをとっており、それがいいリーダーシップだったのか、悪いリーダーシップだったのかを、授業の内容に照らし合わせて分析し、なぜそうなったのか、どうすればよかったのか、などを考察してみようと思います。

幸い、10年近くの業務経験で様々な上司の元で働くことができましたので、例はたくさんあります。いい例・悪い例もすぐに浮かぶので、今から書くのが楽しみです。

この2つの論文の方向性について教授に相談したところ、

バースおやじ

マジか!おもろいやん!

と興味を持ってくれたので、そのまま書けそうです。特に、悪いリーダーシップの例について紹介してみたところ、「Exaclty(その通りやな)」を連発していました。

今週末で大方書き終えてしまいたいところです。

朝7時30分すぎの朝焼け。とっても綺麗でした。きつい一週間でしたが、こういう小さな幸せが、やる気をチャージしてくれます。

大学はクリスマス休暇

さて、土曜日から1月9日まで3週間のクリスマス・新年の休暇に突入です。金曜日はまだ授業がある日だったのですが、朝とお昼の図書館人口はすでに10分の1くらいまで減少しており、すでにほとんどの学生がクリスマス休暇に突入したようです。

この日の最後の授業も30人のうち7名欠席しており、教授は

バースおやじ

ファッ!? 全部の授業に出ることが大事なのに、なんやこの有様・・・

と落胆。この授業は出席こそ評価されないものの、それぞれのグループ・ワークがつながっているため、(当たり前ですが)すべての授業に出ることを強く推奨されています。

しかも先日、MBAの運営からお説教があったばかりなのに・・・

お説教については、「ブログ:振る舞えよ、プロとして(2021年12月11日)」を読んでいただけると嬉しいです。


早くもバースMBAの3ヶ月が終了しました。未だに得た知識を社会に出て活用する場面をしっかりとイメージできませんが、初めの1ヶ月よりはだいぶMBAの内容に慣れてきました。

コロナの感染拡大がひどい状況ですので、クリスマス休暇はおとなしくイギリスにとどまる予定です。勉強のチャンスですね!

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