バース大学MBAには、将来のキャリアに関する「コーチング」を受けることができます。
月曜日(2021年11月15日)にその第一回がありましたので、その内容を共有しますね。
正直、「コーチング」の意味を全く理解していないで臨んでしまいましたが、結果とてもいい成果を得られました。
無料のカウンセリング
このコーチングは、MBAの学生が希望する場合に申し込みできます。
費用は完全無料で、申込後に担当のコーチ(コーチングを数十年担当するプロフェッショナル)が割当てられ、年に3回、各1時間の1対1のコーチングが受けられます。
ですので、ほとんどのMBA学生が申し込んだと思いきや、申込み締め切り後にMBAキャリアチームの人が授業中に教室に入ってきて、
50人中、30人も申し込んでないで。お前らいったい何しとるんや??(What are you doing?と言っていました)
とお説教。無料のコーチングですが、全員が申し込んだわけでは無いようです。
とくに会社の命令できている学生は、キャリア関係の授業やこのような就活に関するオプションを一切していないので、全員の申し込みとはならないようです。
社費組はキャリア関係の時間を取らなくていい分、空き時間がたくさんあるようです。
個人の自由な1時間
月曜日のコーチングはオンライン(Zoom)で開催。
コーチングという言葉に耳慣れない私でしたので、始めに正直にコーチングは何をするのかさっぱりわからないとコーチに伝えました。
ちょっと驚いていましたが、コーチングは完全に個人の時間であり、カリキュラムなどは存在せず、キャリア形成を中心とした自分が抱えている悩みを相談できることのこと。
コーチは私が何も用意してきていないことを悟ったのか、
今日はお互いの信頼関係を構築するで。
と申し出てくれ、私の自己紹介や今後のキャリアの志望などを質問形式で掘り出してくれました。
少し難しい質問では
お前は、他の学生と何が違うんや?
と聞かれましたが、実はこの質問は私の得意分野。「理系」ですから!
コーチングの結果、なりたい職業の企業分析を進めること、CV(履歴書)を企業が求めるものに仕上げていくことが今後の課題となりました。授業についていくのが精一杯で就活について何をしていいかわからなくなってしまっていたのでこのような具体的なアドバイスはとても助かります。
現在、4つの重大な場面に面している
実は最近、MBAの授業のことや将来の就職のことで自信が持てず、これらを相談したところ、
お前は今、異国への移住、新しい生活、新しい学校、新しい人間という4つの難しい局面を同時に経験してるんや。悩むのは当然やで。
と私の状況を分析してきくれ、なぜMBAに入学したときのやる気や自信が失われていったのかを、心理学の論文を引用して説明してくれました。
この説明が今の状況にドンピシャで、正直引くほど驚いたのですが、感動です。
就活の道が見えてきたのと、今の心理状況を理解できたのでとても満足です。
無料(といっても授業料に含まれているのでしょうが)ですので、バース大学MBAの受験を考えている方はこの制度にも期待してみてくださいね。