生活

イギリスのコーヒー文化 ドリップ・コーヒーが見当たらない。

2021年10月31日

私は1年半前からお酒を飲まなくなりました。

その代わりにコーヒーを飲むようになり、イギリス留学前には日本の家でドリップ・コーヒーを楽しんでいたのです。(ハマり過ぎて生の豆を買って自宅で焙煎していました)

イギリスのコーヒー事情は日本と違うようなので共有しますね。

イギリスではエスプレッソが主流

イギリスのカフェに行くと、メニューの一番上にあるのがエスプレッソ。そして、大学のカフェにはドリップ・コーヒーの表記はなく、ドリップ・コーヒーに似たようなものはアメリカーノのみ。

エスプレッソとドリップ・コーヒーの違いは以下の通り。

  • エスプレッソ:圧力をかけて濃厚なコーヒーを少量抽出。基本苦い(深煎り)。
  • ドリップ・コーヒー:コーヒー粉の上からお湯を注いでポタポタとコーヒーを抽出。酸味強めとか苦めとか豆によって買えられる( 浅煎り~深煎り )。日本人に馴染みがあるのはこっち

エスプレッソを作るには専用のかっこいい機械が必要です。

大学のカフェにあるエスプレッソ・マシン。店員のおじさんが作ってくれています。

アメリカーノは、エスプレッソをお湯で薄めたものなので、ドリップ・コーヒーとは味が異なります。エスプレッソのお湯割りです

一時期、Pret A Mangerというイギリスのチェーン店では、Filter Coffeeというドリップ・コーヒーが1杯150円であったのですが、最近メニューボードに見当たりません。

この Filter Coffee は私の英語の発音だと2回以上は聞き返されていまいます。

さとぼう

聞き返えされるの恥ずかしい・・・

「苦い」経験です。2つの意味で。

その他のカフェのメニューは基本的にエスプレッソをベースとしたもので、ラテとかカプチーノなどがあります。

ちなみに、3年前に奥さんとロンドンにありCafe NEROというチェーン店にいき、奥さんがアイス・コーヒーを頼んだら、エスプレッソに水道水をぶち込んでいました。

奥さん

えっ?正気ですの?水道水を直接コーヒーに??・・・まずっですわ!!

スーパーもエスプレッソが支配

スーパーには、ドリップ用とエスプレッソ用のコーヒー粉が売っていました。

しかし、ドリップ用の粉は、最安値で100g200円程度していまい、日本の2倍位の価格です。また製品数も限られています。

一方で、エスプレッソ用は粉だけでなく、挽く前の焙煎した豆も大量に売っています。価格も安い!

イギリスの主流スーパーのSainsbury'sやWaitroseにはちょっとした家電も取り扱っており、エスプレッソマシンが販売されていて、ドリップ用のコーヒーメーカーは見当たりません。

パナソニックとか象印などのコーヒーメーカーももちろん見当たらず。Amazonであれば、ドリップ・コーヒー用のコーヒー・メーカーを購入できます。

ちなみに、生のコーヒー豆を日本くらいの安い価格で購入できることろをまだ見つけられていません。

さとぼう

自家焙煎できない・・・

コーヒー・フィルターは日本の4倍高い

ドリップ・コーヒーを作るのに必要なのが、紙のコーヒー・フィルター。(再利用できるものもありますが手入れが面倒なので紙のフィルターが好きです。)

日本なら、ダイソーなら90枚を110円で買えます(1枚あたり1.2円)。しかし!イギリスのスーパーだと、40枚で200円です(1枚あたり5円)。

なんと4倍も価格が違います。

イギリスだとコーヒー・フィルターを使わないで作れるエスプレッソが主流で、フィルターの需要が少なく買う人が少ないから価格が高くなってしまうのでしょうね。


この結果、我が家はドリップ・コーヒーを諦め、エスプレッソ・マシンを買うことにしました。せっかくなので、イギリスの文化を味わおうと思います。

皆さんもイギリスに旅行されたときは、カフェでエスプレッソやカプチーノを頼んでみてくださいね。

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