昨日(2021年9月20日)の午後3時過ぎに、day2のPCR検査の結果が出ました。
検査キット提出の翌日には結果が出ることがわかりました。ですので、水曜日(9月22日)にtest to release(day5)のPCR検査を受ければ翌日の夕方から外出できそうです。
さて先日、MBAを含むマネジメント学部の大学院生を対象にした就職指南のセミナーがありました。
私費留学でイギリスのMBAに進学するの多くは現地就職を目指していると思います。私のその一人です。
授業すらまだ始まっていないMBAですが、現時点でのイギリスでの就活観を伝えます。
目次
どんどん準備して!今から準備して!
大学院生をターゲットにしたセミナーで、以下のアジェンダで進行しました。
アジェンダ
- バース大学のCareer support:ワークショップと個別面談
- 企業からのプレゼンとは?
- 面接の練習とは?
- オンラインでの情報収集、CV(履歴書)のテンプレートの紹介
- 学部のイベント紹介
セミナーでは、とにかく今からできることをどんどん準備しよう!という内容。
イギリスの就職は、「rolling recruitment」というやり方で、どんどん応募を受け付け、定員に達したら締め切り前でも募集を終了します。
ですので、締切ギリギリまで待つことはしないほうがいいとのことです。
MBAの申し込みを締め切り直前にした私にとっては耳が痛すぎる。
日本のように新卒一括採用という文化はありません。
就職するには「employability」というものを鍛えましょう!これは、
・Practical Experience(実践的な経験)
・Reflective skills(自己分析)
・Research the opportunities(企業調査)
・Prepare for the application process(応募の準備)
を高めることが重要とのことでした。
卒業後の滞在可能期間が半年から2年に拡大
セミナーで触れられていましたが、今のイギリスで大学院に通うメリットはなんと言ってもコレ。
卒業後、2年間の滞在が許可されてる
今までは卒業後、半年しかイギリスにいられず、その期間中にVISAのスポンサーになってくれる企業を探さないと、母国にリターンするしかありませんでした。
しかし、そこはブレグジット後のGreat Britain!2021年7月1日から、卒業後2年間滞在できるようになり、卒業生は就職の機会が広がり、企業と政府は優秀な卒業生を確保することがに容易になっているはずです。
イギリス政府:Graduate visa
学部、修士の卒業生は2年間、博士課程の卒業生は3年間滞在できます。
この事実を知っていて、MBAの面接時に「確か2010年くらいに、メイちゃん(テレーザ・メイ前首相)が、なんかの大臣のときに元々2年だったのを半年にしちゃったんだよね?ひどいよね」と言ったところ、面接官の方は「せやで!Home secretary(内務相)の時な!元に戻ってよかったで!!」と嬉しそうに教えてくれました。
当時、イギリスの魅力が下がって苦労されたんだろうなー。
こういった小ネタもMBA合格には大きく貢献していたと思います。
Big 4コンサル企業の面接対策セミナー
授業の開始に先駆けて、卒業後コンサルタントや会計・財務関係で働きたい学生ように、Big 4と呼ばれるコンサル企業への就職セミナーが9月下旬に催されます。
PwC、EY、KPMG、Deloitteの4社の担当者が企業説明をし、応募方法や面接について解説してくれるとのこと。
いや、まだ授業すら始まっていないんですけど・・・という気持ちもありますが、大学院時代の就職活動を思い出してみると、修了まであと1年のときには就職が決まっていましたね。
そう考えたら今から動くべきなのかもしれません。
早速申し込んだことろ、MBAコースの担当者から「このセミナーは、就職経験がない大学院生用やで。MBAの学生は受ける必要ないんや」と連絡がありました。
MBAコースの場合、就職活動のサポートは、プログラム開始の9月27日からスタートすると教えてもらいました。
MBAは専用のキャリアサポートがある
バース大学のMBAコースのウェブサイトでもCareerサポートのことが記載されています。
バース大学:Full-time MBA career development
MBA Career Teamなるものがあり、彼らがコースの初日から支援してくれるとのことです。
また、Leeds大学の面接の際、面接してくれたMBA Directorの方に教えてもらったのですが、MBA卒業生には、他の大学院生とは違ったCareerサポートが必要とのこと。
MBA卒業生は、就職経験があり年齢も高いですが、大学院生は就職経験なしの24歳くらい。
そのため、年齢も経験を異なるMBA生へは、適切な支援ができないとのことです。
従って、Leeds大学は、しっかりとしたMBA生の就職支援があると教えてもらいました。
バース大学にも上述の支援体制があると知っていましたので、Careerサポートの面ではハズレではないと信じています。
卒業後の就職は厳しそう
化学を勉強してきた過去の経験はMBAとはまったく異なります。
そして、卒業後は今までの職場とは関係のない、コンサルタントになりたいと思っています。
このことを面接時に伝えイギリスで就職できるかいきたところ、まずはインターンをしたほうがよいと勧められました。
そして、面接官の方の回答では、十分に可能だそう。(ちなみにLeeds大学の面接時も、就職可能や、と教えてもらいました)
私の場合、まずは何のコンサルタントになりたいのか、専用分野を授業を通じて見つけなければなりません。
できれば、卒業後はコンサルの経験を積みながら、イギリスに残りたいと思っています。
もし、企業に所属できなくても、卒業後2年までの滞在許可があるという最強の状態なので、資金が続く限り放浪するか、スーパーでバイトするか、などいろいろなことをしてみようと思います。
大学院生達は悲観的
英語の補講であるPre-sessionalは、同じ学部の学生達と受けました。
授業のディスカッションで、何度か卒業後の話題になったのですが、彼女達は誰もイギリスで働くことを想定していませんでした。(Pre-sessionalのクラスは16人中13人が女性でした。不思議)
みんな、1年後は母国に帰って〇〇したい、と言っていたので、「えっ?イギリスに残って働かないんスか?」と聞くと、「ムリムリムリムリ!」と返ってきました。
理由を聞いてみると、外国人への就職先はとても限られていて厳しい、知り合いがアジア人だからと差別された、企業はイギリス人と外国人がいたら多少スキルが低くてもイギリス人を採用する、といったことを教えてくれました。
初めは「差別ひどいなー」と思いましたが、日本でも普通に起こりうるな状況だと気が付き、自分が改めて外国人だと認識して活動しなければなりませんね。
就職は厳しい側面が多くあるようですが、まあなんとかなるでしょ、と気楽に行きたいと思います。
ダメだったら日本に帰ればいいのですから。(無職になりますけど)