生活

キャンセル多発?欧州の交通網 コロナと欧州旅行の関連性

2022年7月7日

水曜日は就活の関係でロンドン市内に日帰りで電車で行ってきました。

19時ロンドン発の帰りの電車が突然キャンセルされ次の電車まで駅でボーっとし暇をつぶすことに。

キャンセル多発中

面接してくれた人も、オックスフォードからロンドンに移動してきたようで、開口一番「無事に来れたか?」と聞かれたので電車が普通に乗れないことが当たり前になっているようです。

パディントン駅の電光掲示板。19:02の「Bristol T Meads」という電車に乗りたかったのですが、数分後にこの電車が姿を消しました。

イギリスの電車文化の面白いところとして、電車が何番線から運行されるか直前になるまでわからず乗客はこの電光掲示板の前でずっと待っているという点があります。

この日は大混雑。観光客とビジネスマンが入り混じっています。

電車のプラットフォームがアナウンスされると我先にとそのホームに向かい座れる席を確保します。

バースに向かう電車は30分おきに運行されているので、幸い次の電車に乗ることができました。電車は11両編成で十分に座席はあるのですが、前の電車がキャンセルになったことと帰宅ラッシュの時間帯だったこともあり立っている乗客も。イギリスの電車はオンライン予約時に座席を指定することができるのですが、キャンセルや遅れが発生した際はその予約はすべて無効となり、無法地内な席の争奪戦が始まるのです。

この日の駅の電光掲示版には1/3ほどの電車のキャンセルが見受けられました。しかし、クレームを言っている人は見られません。なぜならば駅員すらいないから。はけ口がないのです。賢いぜ、イギリスの電車会社!

ちなみに、ロンドンから西側に向かう電車は、日立が製造した電車です。比較的新しくほかの電車よりも快適で充電用のコンセントまでついており日本クオリティーに感謝感謝です。

そういえば、スウェーデンの空港でもフライドのキャンセルがいくつかあり、出国のカウンターやセキュリティチェックは大混雑でした。ですので、今の大混乱はイギリスに限ったことではないのでしょうね。また、ブログにも書きましたがフィンランドに行く際もバスが事前連絡なしで勝手にキャンセルされてしまいました。事前にお金払っているんですけどね。

と、このブログを書いている時、イギリスの超大手航空会社、ブリティッシュエアウェイズ様が8月~10月にかけて12,000便のフライトをキャンセルするとアナウンス。理由はコロナ明けの旅行ブームに対してのスタッフの不足。おそろしやー。

コロナ?風邪と一緒や

さて、久しぶりにバースを離れてロンドン市内に行き、気が付いたことがあります。何だと思いますか?

それは、

さとぼう

あっ、マスクしてる人がいる!

です。バースでマスクしている人はまず見かけないのですが、ロンドンは10人に1人くらいはマスクをしておりバース市民としては違和感があります。おそらくマスクをしていた人は他国から来た観光客なのかなと。ただ、ロンドンはコロナの感染者が多くいると現地の人にも聞きましたので地域によってはマスクをする人がいるのでしょうね。

以前までは無料で政府が配っていたコロナの簡易検査キットは有料に。コロナ感染後の自主隔離もありませんので、現在の生活がアフターコロナのNew Normalなのでしょう。バースにおいては以前と全然かわらないです。違いはアルコール消毒がお店の入り口にあることくらいかな?しかし、イギリスのアルコール消毒は香水入りのが設置されていることもあり、香水嫌いな私はもう使っていません。

夏のバカンス始まる

ヨーロッパ間はワクチンを3回接種していれば基本移動が自由にできますので、すでに国をまたいだ夏のバカンスが始まっているのです。私たちも7月下旬にスペインへの旅行を計画しました。MBAが始まって以来、初めてのプライベートの旅行です。

先日、日本のワクチンパスポートとイギリスのワクチンパスポートについて記事を書きましたが、私は無事にイギリス版のワクチンパスポートを入手することができました。フィンランド入国においては双方の違いがないのですが、スペインの入国に関しては、そうはいかないようです。スペインでは、「EUのデジタルCOVID証明書」というものが必要で、イギリスのワクチンパスポートは同等の証明書おとして扱われるのでそのまま利用できますが、日本のものは同等ではないようで別の追加手続きが求められるようです。ですので、日本の証明書の有効性の記事は書けません。。。とりあえず申請しておいてよかった。

7、8、9月はホテルも航空券もしっかりと値上げされています。経済が動いている証拠ですね。ここ数年でため込んだお金が一気に使われるので、どの産業にもとてもいい機会なのですが、依然として残っているコロナ規制により、欧州からの旅行者の行先に日本が入っていないのはとても残念です。さらに、現在の戦争により日本行きの航空券の価格が跳ね上がってしまっているのも大きな痛手ですね。。。

実は日本のワクチン3回目接種率は、すでにイギリスよりも高く、これはとてもすごいことだ思います。明らかに出だしは他国に遅れをとっていたのですが、現在はトップクラスに安全な国になっています。さすが日本!

さらに、たった今日本の母と電話したところ、なんと日本では4回目のワクチンが始まるという情報を入手。すごすぎ!


コロナ明けの初めての夏のバカンス。需要はしっかりと戻っているものの、交通機関の供給面が不足しており現在の混乱が起きてしまっているようです。

ただ街中は活気があふれており、マスクをしている人もほとんど見かけませんのでコロナ以前のヨーロッパが戻ってきました。みなさんも、戦争が落ち着いたら欧州に旅行してみてはいかがでしょうか?

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