生活

イギリス・バースでの生活3ヶ月 旅行雑誌には載っていない隠れた魅力の数々

2021年12月20日

前回のブログでは、バース大学MBAについての感想をのべましたので、今回は、イギリス・バースという街にすむことについて共有します。

日本人はほとんどみかけないバース市ですが、なかなか住みやすいいい街です。

大変だった家探し

ブログを始めた時期からずっと家探しで悪戦苦闘していました。

私は、MBAの合格時期が遅かったので、大学の寮の1次締め切り(確定で部屋を割当てられる)がとっくに終わっており、また奥さんと一緒に住むので、大学及びプライベートの学生寮には住めませんでした。

ですので、駐在員などど同じく、一般的なアパートを自分で探して契約しなければなりません。しかし!以下のブログで書いたように、家探しはものすごく苦戦しました。なんでもここ10年でもっとも不動産市場か厳しい状況だったのだとか。

ブログ:1日でバース市内の不動産屋22件に突撃訪問(2021年9月25日)

あるクラスメイトは、6月に家族4人で渡英し2ヶ月間のホテルぐらしを経てやっと家がみつかり、ほかのクラスメイトは、9月末に渡英し、家が見つかったのは11月半ば。彼も奥さんと住んでいるで一般的なアパートを探していました。

不動産市場の過熱は、探すだけでなく賃貸料金にも影響しています。

元々、イギリス人のリタイア後の移住先として人気のあるバース市は、ロンドンよりかは安いものの、ロンドンの8割くらいの価格がしてしまい、地方では圧倒的に賃貸料金が高い街です。

私も当時の予定価格によりも2割くらい高くなってしました。

またロンドンにはたくさんある日本人を相手にした不動産屋がバースには一件もありません。。。すべて英語で突撃していかなければならないのです。

今は、イギリスではとっても珍しい新築のアパートに住んでいます。イギリスのお家は、築50年とか100年、中には200年なんて物件がありますが、新築の物件はなかなかお目に掛かれません。ですが、新築でも築100年でも対して価格が変わらないのがイギリスの面白いところ。むしろ築100年の方が賃貸料金が高いような気がします。

大家さんは少し離れた街に住むお婆様。体が衰えてきたらこのアパートに住むために新築のアパートを購入したのだとか。さすがリタイア後に人気のバース市です。

街は超コンパクト = 便利

バースはとても小さな街で、人口も10万人ほど。

中心街も端から端まで20~30分で歩けてしまいます。それなのに、「waitrose」「M&S」「Sainsbury's」「Lidl」「Morrisons」といったスーパーの大型店が点在し、買い物がめちゃくちゃ便利です。

私はロンドンのZone2という中心地に近いところに数年前に住んでいたのですが、それよりも圧倒的に買い物は楽。いちいち公共交通機関を利用しなくても歩いてどこにでも行けていまいます。

コロナ禍で、海外旅行は予定していませんが、バース市からは、ブリストル国際空港へのバス直行便がでており50分で着きます。ロンドンにいた時は、ルートン、ガトウィック、スタンステッド空港がお馴染みですが、これらはロンドンからバスで1~2時間かかっていましたので、こちらもバース市の便利さに軍配が上がりそうです。

コロナもありますし、旅行している暇もないので関係ありませんが。。。

また、AmazonやArgosといったオンラインでの買い物もとても便利になってきましたので、ベッドやテーブルといった家具も問題なく調達できます。

ですので、普段の生活はロンドンよりかバースの方がしやすいという印象。ただし、これはロンドンで生活してイギリス文化を理解しているので、そう感じるのだと思います。初めての海外生活がいきなりバース市だったら、以下の点でかなり不便に感じていることでしょう。

  • 日本食スーパーがない:知恵と工夫が求められます。
  • 日本人向けの不動産屋がない:すべて英語で契約し、私費留学なので会社も助けてくれません。
  • 日本人コミュニティーがない:ロンドンにいた時もコミュニティーには属していませんでしたが、多少日本人の知り合いがいました。バース市は孤立無援です。
  • 観光名所がすくない:世界遺産ですが小さな街ですので観光名所も限られています。いかに一市民として生活を楽しめるかが鍵です。

私は基本的に大学いますし食べ物にこだわりもありませんので、生活やコミュニティーの面では問題ないのですが、仕事を持っていなかった奥さんにはロンドンに比べて孤立感を感じやすかったり、日本食が入手できないなど、大きなデメリットとなってしまいます。と思いきや、

奥さん

バース最高ですわ!

と自分で仕事を始め、どんどんと街を探索し私よりも高い適用力で最高にバースを楽しんでいるようです。

夜の長い冬でも、イルミネーションで気分が明るくなります。

安全な街・バース

バース市はイギリスでも有数の治安の良さを誇ります。

ロンドンは、パリやブリュッセルに比べてとても安全な街だと思いましたが、そのロンドンの比でないくらいバース市は安全です。

バース市は白人の街とされイギリス人の割合が多いです。その次は、インド人や中国人の学生でしょうか?街なかで叫んでいる人やフードをかぶってたむろてしている怪しい集団は1週間で1回くらいしか見ません。(それでも日本よりは多いですね。)

安全過ぎて、クラスメイトがスマホを机に置いたまま席を立ってしまったときはさすがに指摘しましたが・・・

ただ、日本よりは圧倒的に危険な街ですので、その点はご注意を。


大学に対する感想とは打って変わり、バース市に対する印象はとてもポジティブです。

敷いてマイナス点を上げるなら街中でスマホの電波が悪いところがあることくらいでしょうか?

バースに住むまではいかなくとも、ぜひ皆さんも遊びに来てみてくださいね。おすすは3泊以上の長期滞在で、観光地めぐりだけでなく街に生活に溶け込むとこです!

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